21/22 ブンデスリーガ 第3節 ヴォルフスブルク VS RBライプツィヒ

どうもぶるーずです。今回は、21/22 ブンデスリーガ第3節ヴォルフスブルク戦のマッチレビュー及び選手採点について書いていきたいと思います。拙い文章になりますが、最後までどうぞよろしくお願い致します。


試合展開

12分

コーナーキックから、ペナルティエリア右外にいたバクがボールを受け取り、ミドルシュート。シュートはグラーチがセーブする。

36分

センターサークル付近からのフリーキックから、ロングボールをペナルティエリアに展開。パスを受けたルシヨンが折り返し、シュテファンがシュート。シュートはグラーチがキャッチする。

37分

右サイドからの攻撃からショボスライが中にパス。パスを受け取ったハイダラがすぐにフォシュベリにパス。フォシュベリはその後、横に移動し、ペナルティエリア外に待ち構えるエンクンクに縦パス。パスを受け取ったエンクンクはターンしてシュート。シュートは枠を捉えたが、カステールスに止められた。

39分

ショボスライのフリーキックから、ペナルティエリア内のグヴァルディオルがヘディングで中に折り返す。そのボールをアンドレ・シルヴァがダイレクトでシュート。シュートはカステールスに防がれ、セカンドボールを拾ったシマカンがダイレクトでシュートを放ったが、枠を捉えることができず。

52分

楔のパスを受けたフィリップが前進し、すかさず左サイドのシュテファンにパス。パスを受けたシュテファンがグラウンダーのクロスを展開。クロスはグラーチが弾くが、弾いたところが悪く、ルシヨンにゴールを決められる。

58分

敵陣内でパスを受けたフォシュベリがバックパス。パスはズレて、そのボールをヴェフホーストが拾って前進する。GKとの1対1となったヴェフホーストであったが、シュートは枠を捉えることができなかった。追加点の大チャンスであったが、決めきることができず。

59分

ハイダラが下がり、ライマーが途中出場。

59分

ヴォルフスブルクのカウンターから、左サイドのシュテファンが前進し、逆サイドのバクに目掛けてクロス。クロスを受け取ったバクはトラップしてシュートを放つが、枠を捉えることができず。

68分

ショボスライが下がり、ポウルセンが途中出場。

68分

フォシュベリとの交錯からシュラーガーが負傷。シュラーガーはベンチに下がる。

78分

左サイドのコーナーキックから、ボールが流れたところをオルバンが詰め寄って、ダイレクトでシュートを放つが、枠を捉えることができず。

86分

シマカン、グヴァルディオル、アダムスが下がり、ブロビー、ムキエレ、カンプルが途中出場。


攻撃

・クヴァルディオルの縦への攻め上がる攻撃が良く、そこからチャンスに繋がる場面があった。
・ハイダラの中盤からのパスの展開や縦へ仕掛ける意識が良く、そこから攻撃が始まることもあった。
・コーナーキックやフリーキックなどのセットプレーは終始、相手にとって脅威になっていた。

守備

・中央のスペースを相手に利用させない守備は良かった。
・中盤2枚の守備が安定していた。特にハイダラの動きが良く、冷静で的確な守備で中盤を安定させていた。

課題

・2列目の連携が機能してなかったこと。
・試合を通して動きが悪かったショボスライが封じられた際の攻撃の引き出しが足りないこと。
・アンドレ・シルヴァのポストプレーを活用できていなかったこと。
・攻撃の起点役にもなるアダムスが不調であり、代わりのボランチに誰を起用するか?
・速いサイドアタッカーを備えたチーム相手の守備を改善する必要があること。


ハイライト動画


選手採点(10段階評価)

グラーチ: 4

この試合も安定したセービングを披露し、何度もピンチを防いだ。ミドルシュート、ニアへの対応など、臨機応変にゴールマウスを守り続けた。攻撃面では、正確なロングフィードで起点を作った。しかし、決勝ゴールに繋がったクロスの対応ミスは痛かった。

クヴァルディオル: 7

縦への推進力を活かした持ち運び、正確なクロスや楔のパスの供給により、何度も何度もチャンスを作った。また守備も良く、ボール奪取やデュエルの内容も良かった。それに加えて中に切り込んでいく動き出しも良く、これによって攻撃の流れを作ることもできた。

シマカン: 7

1歩先を読んだ守備、安定のデュエルの強さで、相手FWヴェフホーストを自由にさせなかった。全体的に落ち着いたプレーをしており、起点となる縦パスなどで、攻撃にも関わっていた。

オルバン: 6

最終ラインのコントロールし、守備に安定感をもたらした。空中戦に関しては安定して強く、守備だけでなく、セットプレーでも効果を発揮していた。また、ビルドアップとなる縦パスも良かった。

クロスターマン: 4

右サイドの攻守を担い、積極的に縦に仕掛ける姿勢が良かった。しかし、守備に関してはやや精細を欠いた。また、ショボスライとの連携が上手くいかず、彼を活かしたプレーができなかったのは残念だった。

ハイダラ: 8(MOM)

この試合のMOM。前節と比較して、かなり内容が良くなっていた。冷静で落ち着いた守備で、ボール奪取を成功させたり、敵のパスコースを防いでいた。また、攻撃面では楔のパスを正確に供給し、決定機を演出したりした。中盤の攻守の要として躍動した。

アダムス: 2

中盤において安定した守備を見せていたの良かった。しかし、全体的に消えている時間帯が多かった。また、攻撃の起点となるパスの供給、前へ仕掛ける姿勢もあまり見られなかったのが残念であった。しかし、交代でライマーが入ってからは、起点となるパスの供給が増えていた。ボランチとしては、ライマーと組む方が適しているのかもしれない。

エンクンク: 7

縦への意識が強く、ドリブル突破を仕掛けたり、敵のファールを誘う場面が多かった。また、味方との連携から枠を捉えるミドルシュートも放っていた。また、パスの供給も良く、攻撃の起点にもなっていた。

フォシュベリ: 1

試合を通して存在感を発揮できなかった。普段は見られないパスミス(58分の相手の決定機に繋がるパスミスは致命的であった。)やボールロストが目立った。また、シュートを狙っていく姿勢は良かったが、そのシュートの精度がかなり悪かった。次節までの修正に期待したい。

ショボスライ: 1

全体的に消えている時間が多く、攻撃にもあまり絡めていなかった。また、パスミスも目立ち、起点作りもあまりできなかった。それに加えて、得意のミドルシュートを狙っていく場面が見られなかったのも残念であった。次節までの修正に期待したい。

アンドレ・シルヴァ: 4

ボールを納めて、タメを作るポストプレーが安定して良かった。味方との連携も良く、的確なパスでチャンスも作った。しかし、肝心のシュートは精細を欠き、ゴールを決めることはできなかった。

ライマー: 4

59分からの途中出場。縦への推進力が良く、パスの精度を活かした起点作りを行っていた。中盤における位置取りが良く、アダムスがプレーしやすいように動いていた。

ポウルセン: 2

68分からの途中出場。ポストプレーが良かった。しかし、試合に入り込むまで時間が掛かっていた。

カンプル: 出場時間が短いため採点なし。
ムキエレ: 出場時間が短いため採点なし。
ブロビー: 出場時間が短いため採点なし。


まとめ

前節のシュトゥットガルト戦で大量ゴールを記録し、ノリに乗った状態で挑んだ今節。しかし、試合内容はヴォルフスブルクに終始、圧倒される苦しい展開であった。それでも、何度か決定的なチャンスは作ったが、決めきることはできなかった。
敗因としては、2列目の連携力の不足、相手が引いた場合の攻撃のアイディア不足、速いサイドアタッカーに仕掛けられる場合の守備の不手際が挙げられると思う。前節、大活躍したショボスライが沈黙し、フォシュベリも精細を欠いていたため、2列目から攻撃を組み立てることが困難であった。この辺りの2列目の選手のコンディション調整が今後の課題になっていくと思われる。守備面では、足の速いサイドアタッカーに仕掛ける際の攻撃の対応が後手に回っており、振り回される展開が多いことも気になった。足の速い敵を相手にした守備の対策も今後の課題であろう。
次節は、元監督のナーゲルスマンが指揮する強敵バイエルンとなっている。今の内容では勝てないことは間違いないので、次節までにどれだけクオリティを高められるのかに期待したいと思う。

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