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【goodな仲間 #3】もしもプロジェクト青学チーム

今回のgoodな仲間は、渋谷で学生の視点から防災の活動をされている「もしもプロジェクト青学チーム」さんです。
団体の活動や渋谷に対するお考えを「もしもプロジェクト青学チーム」の狩野さん山下さんに伺いました!


もしもプロジェクトに参加したきっかけ

狩野さん:僕はポータルで募集を見たことがきっかけです。当時は防災について考えることはとても大切だと思っていた一方で、防災ってつまらないことだなというイメージもありました。それこそ、私の住んでいるマンションでは毎年防災訓練があるのですが、年々参加者が減っていて、もう1桁くらいしかいないです。そこで、大学生らしい発想を通して面白い防災の何かができたらと思い、初めて参加しました。日頃から自分の身の回りで感じていた問題意識に基づいて、何かできることがあればいいなと思って参加したというのが僕の流れです。

山下さん:僕がここに入ったきっかけは、3年生になった時にボランティアサークル全体の説明会に参加し様々な説明を聞く中で、このもしもプロジェクトの、防災をフェスを通じて広めるということがすごく新しくて面白い活動だなと思いまして。それからお話を伺って入ったという感じです。狩野さんの志していたものに心を打たれてといいますか、それに影響されて僕も入りました。

狩野さん:4月に様々なボランティアサークルが集まる合同説明会があり、しぶっことか青山子ども会とか様々なボランティアサークルが集まるのですが、そこに僕も出ていて、「もしもプロジェクトいいですよ」って話をして、(山下が)入ってくれました。

もしもプロジェクト青学チームの活動

山下さん:大体クイズ謎解きを防災と絡めて、参加者に防災のことを知ってもらうという感じです。

狩野さん:そういう防災に関するゲームやイベントを作っていくことが主な仕事です。毎年夏頃に、お台場にある「防災体験学習施設そなエリア東京」で「防災クイズ&ゲームDay」様々な防災ゲームを集めたイベントが開催されます。そこにオリジナルのゲームを作って披露したり、今回のように「もしもフェス」に出展したりと、学外の方やお子様に向けて、楽しく学べるイベントを考えることが多いです。

狩野さん:あとはSNSもやっているので、そこから情報発信もしています。

もしもプロジェクト青学チームが意識すること

狩野さん:防災という言葉を聞いたときに、難しいものという意識が最初は強く、「どうしたらそれをもっと簡単に、親しみやすくできるかな」というのが最初の考え方でした。しかしいざ防災に触れてみると様々な側面があり、身近なところからも始めていけると思いました。

例えば今いる代々木公園も災害時の避難場所になっているんです。そういう意味で、渋谷は、矢印のアートが街中にあってそれが避難場所を示してるものだったりします。防災に関するものが身近なところにあるというのは私にとっても大きな気付きで。だからこそ、身近なものに注目をしてもらうきっかけを作ることで、防災について考えてもらえるきっかけに繋げることを目指しています。そのために、「どういうふうにしたら注目してもらえるか」というアプローチ方法を工夫しています。例えば今回ですと、「謎解きラリー」形式で代々木公園の設備を謎の手がかりにすることで、災害時に利用するであろう代々木公園を自然と歩き回ってもらえるようにしました。

山下さん:僕はもしもプロジェクトに入ってから防災について詳しく考え始めたのですが、出題する側として防災についての知識を集め始めたときに、自分は防災について全然知らなかったんだということを感じました。やはり防災はいつ起こるかわからないものなので、普段から知識を集めて対策しておくことはすごく大事だと思います。だからこそ、こういう活動で他の人にも防災についていろいろ知ってもらいたいという気持ちが芽生えました。
 
狩野さん:今回は、クイズに正解すると輪投げができるという形式のゲームになっているのですが、意外にお子様が防災の知識に詳しく、正解率が高いことにまず驚きました。また、輪投げをやりたいからもう1回クイズをやろうとするお子様が多くいらっしゃって、リピーターの方も多いです。本人は輪投げをやりたくて来てくれていますが、結果として、クイズに参加して防災の知識が増えているので、そういう点でもこの形式にしてよかったと思っています。

もしもプロジェクト青学チームが目指す今後の目標

狩野さん:青学生向けのイベントをしたいと思っています。「防災クイズ&ゲームDay」には、私の趣味の謎解きゲームの延長のような感じで、謎を解くことで防災の知識も学べる「防災謎解きゲーム」を行いました。その時に参加してくださった方からお声がけ頂き、小平にある小学校で60~70人の小学生を前でも改めて同じゲームを実施させて頂きました。小学生の反応を見て手応えを感じたので、次は大学生に、せっかく青学のプロジェクトなので、青学生に体験してもらって、楽しく防災を学んでもらえたらと思います。

もしもプロジェクト青学チームが考える"goodなshibuya"

・渋谷のgoodなところは?

狩野さん:渋谷の良いところですが、やはり流行の最先端である点だと思います。あらゆるポップアップストアも渋谷から始まりますし。例えば、「バナナジュースが流行っています」というニュースが出たときに、渋谷にその店が多くあったりします。そういう様々なものの始まりがあるという点は、いるだけで勉強になることが多いですし、アンテナも張りやすいのでいいなと思います。

ただ、悪いところというか、それに伴ってだと思いますが、人が多かったり少し治安が悪かったりするイメージはあると思っています。渋谷の学校に通っていると言うと「人多くて大変そうだね」、「ハロウィン怖いよね」などと言われてしまうことも多いです。

山下さん:良いところは今回の「もしもフェス」のように、年中多くの企画が渋谷の中で開催されるなど、様々な体験ができることは、渋谷の大都市としての大きな魅力の一つだと思います。悪いところは大都市なので人が多く、朝から晩まで多くの人が出たり入ったりしていることで、災害などで交通機関が止まった時に沢山の人々が帰宅難民になり、立ち往生してしまうかもしれないところだと思っています。

・もっとgoodになるために…

狩野さん:もっとより良くすることでいうと、渋谷区は、新宿駅の近くまで渋谷区だったり、幡ヶ谷エリアなども含まれたりと実はとっても広いんです。しかし、皆さんが想像する渋谷は多分渋谷109の周りなど一部だと思うので、そうではなく、皆さんが想像しない部分にも魅力的な場所があるというのがもっと広まっていくと、渋谷の色々な側面が分かりいいのではないかと思います。

山下さん:渋谷の改善点というよりかは人々の意識になってしまうのですが、渋谷などの大都市に出かけるときは、「何かあるかもしれない」という意識をもって、水筒を持っていったり、何かしらの救急セットを持っていったりといったことをしていけば大惨事にはならないのではないかと思います。

狩野さん:どこの道が安全なのかといったことも知ってもらう必要がありますね。特にこの渋谷区で、災害時安全に動いてもらうために啓発していくのがもしもプロジェクトの目的なので、これからも我々も頑張っていきたいなと思います。

【お知らせ】

今後もイベントを実施予定です。
詳細は各SNSで発信していきますので、ぜひご覧ください!
 
・X(旧Twitter)→@AoyamaMoshimo
https://twitter.com/AoyamaMoshimo

・Instagram→@aogaku_moshimo(https://www.instagram.com/aogaku_moshimo/?hl=ja

【さいごに】

いつ、どこで起こるか分からない災害....
私たちは災害が起きた時に何ができるでしょうか?
 
もしもプロジェクト青学チームさんの取り組みを伺い、防災について難しいと決めつけるのではなく、私たち若者がもっと知識を増やすことが大切だとわかりました。
 
まずは身近なところから、いつかやってくる「もしも」の未来に備えてみなさんも今できることを一緒に考えてみませんか。


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