東京で雪を見るのは何年振りだろう。
ライカを持って街を歩くといつもとは違う景色に心が躍る。
見慣れぬ白く染まった表参道で、素敵な出会いがあった。あまりにも素敵なその横顔に、声をかけずにはいられなかった。
東京に戻ってきたあの日から世界中の人と人との距離感が変わってしまったような気がしていた。
「写真を撮ってもいいですか?」の声に素直に応えてくれたあの瞬間。
ずっと躊躇っていた心が解けた。必要以上の距離を作っていたのは自分だということに気づいた。
何気ない一期一会。
これからまた写真家として生きていくための勇気をくれたような気がする。
シバタタツヤ
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