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NPO法人代表の日常 レッチリから逃れられない

5.18東京ドーム レッドホットチリぺッパーズ
何回目になるかわからない。ベストは2006年のフジロック 1回目のフジロックにも行った。包帯のアンソニー でも目当てはレイジでその時はそんなに好きじゃなかった。

レッチリを知ったのは中学生の時。当時、爆風スランプが好きで(初期はファンクバリバリだった)似たバンドがアメリカにいるということで知ったのが、レッチリ。


本格的に好きになったのは「カリフォルニケーション」当時カンボジアにいて違法有線TVでMTVをよく見ていた。「スカーティッシュ」がよくかかっていて、傷だらけの姿を抽象したMVは印象的だった。この時期、デイブ・ナヴァロが脱退してまさかジョン・フルシアンテが復帰したばかり。バンドがどうなるかわからなかった。

そしてジャケットは真っ赤なプールに入道雲が映っている。当時カンボジアで指導していたプールはポルポト時代に虐殺に使用され、プールサイドで銃殺され、そのままプールに投げこまれた。このジャケットはその暗喩だと思った。

そして次作の「バイザウェイ」これはまさしくキリングフィールドのコラージュ

ここまで自分に絡みつくようにリンクしてくるバンドを嫌いになるわけがない。

「ところで」ということでカンボジアから帰国して地元に帰れば市の不正事件に巻き込まれる。

レッチリはすぐ裸になるし、曲調のせいで切り抜きされジングルに使われたりすることが多いが実際はシリアスなテーマを扱うことが多い。特にドラッグ中毒のことを歌った「キャントストップ」や「スノー」などがある。自分が一番好きな曲は「トーチャーミー」という曲。その名の通り、拷問してという曲だがドラッグのオーバードーズからくる孤独と恐怖がサウンドと共に表現されている。

レッチリは「スタンドバイミー」だと思う。クラスの中でのチビデブヤセメガネ。つまり一軍ではなく、どちらかというといけてないグループ。フリーがチビでぴょんぴょんしているから「ノミ」という渾名をつけられているからわかる。

地位も名声も金も得られたが、自分達の場所がここにしかないから今日もライブをする。だからジョンも戻ってきた。そして自分もこのバンドが続く限り、絡みつくようなライブに行くだろう。

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