マグロは寝ながら泳ぐ 水泳考 何を目標にして教えるか
水泳を教える時に何を最終目標にして教えるかが大事。今までの水泳は無意識にオリンピック選手を目標にして教えていた。問題なのはその無意識なのだ。
その生徒が最終的にオリンピック選手になるかどうかはわからない。でもオリンピック選手の泳ぎがお手本だからそうしていたというところだろう。
幼児に対してもそういう姿勢に教えていたところがある。それで水泳嫌いを量産していた。
例えばどのスポーツもジュニア用の対策をしいる。バスケットのミニバス。ラグビーのタッチボール。柔道だったら投げないとか。
水泳は変わらずどの大会も飛び込みをさせ、ルールも選手と同じルールで開催されていた。
これからの水泳を考える時に大事なのは以下のことだと思う。
①競技として水泳をするのか
②生涯スポーツとして水泳をするのか
もちろんこの二つ以外にもクロールは泳げればいいという目標で短期間で水泳を辞めてしまう人が大多数だろう。
しかし普及を考えると長く続けてもらうことが大切。水泳をどうしたら続けてもらうかを考えると、この二つになる。
選択は生徒本人になる。指導者は決められない。そうなると競技者になるかどうかは指導者はわからない。
そうした場合、ジュニアに①を目標にすることは理に叶わない。②を目標にして教えていくことがベストだと思う。
そうするとストリームラインや飛び込み、ターンに関して教えなくて良くなり簡素化したいわゆる「なんちゃってクロール」でもよくなる。
そうしてハードルを低くしてあげることが水泳人口増加の鍵だと思う。
じゃあ選手になりたいと思った場合は?
選手コースに入ってから教えればいいと思う。現在、幼稚園児から選手に入れたり低年齢化がスタンダードになっている。
中学生から選手を始めてもトップ選手になれる。そういうスタンダードができればこのシステムはうまく回ると思う。
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