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ラテン語の格言 (17) 「極限にあっては弱者も強くなる」

・Necessitudo etiam timidos fortes facit.
 (極限にあっては弱者も強くなる)

「極限にあっては弱者も強くなる」という格言は、逆境が人間の隠された力を引き出す可能性を示唆しています。平穏な時は自己の限界を押し広げることに消極的になりがちですが、極限状態では想像以上の強さや能力を発揮することがあります。この言葉は、逆境が新たなスキルの習得や既存の能力の向上の機会を提供すること、そして困難に直面しても決して諦めない精神力や柔軟性を育むことを強調しています。これは、どんな困難な状況でも乗り越えることで、個人がより強く、賢く成長する機会があるという希望のメッセージです。

・Multi multa sapiunt, et se ipsos nesciunt.
 (多くの事を知っていても、自分のことは知らない)

・Non sum qualis eram.
 (現在の私は過去の私とは違う)

・Dona nobis pacem.
 (世の中が平和になりますように)
 ※原文直訳は「私たちに平和をください」

・Qui multum habet, plus cupit.
 (沢山持っていると、もっと欲しくなる)

・Votum stellarum.
 (星に願いを)

・De omnibus dubitandum.
 (一度すべてを疑ってみよう)

・Adversa virtute repello.
 (勇気は逆境を撥ね退ける)

・Finis coronat opus.
 (最後に仕事は報われる)

・Potius sero quam nunquam.
 (遅くなっても何もしないより良い)

・Non est regula, quin fallit.
 (どんな規則にも不備はつきもの)

(2010年7月5日から7月18日)

極限にあっては弱者も強くなる


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