見出し画像

意外な方法で改善?!Pepperをなめらかに喋らせるヒントをご紹介【ミワ ムラタのRobo Blocks奮闘記】

こんにちは!Robo Blocksチームのムラタ ミワです。プログラミング初心者ながら、プログラミングツールRobo Blocksを担当しています。

今回は、Pepperのプログラミングに挑戦したことのある人なら誰でも一度は引っかかったであろう、Pepperの発話問題についてのお話です。
Robo Blocksでは、セリフを入力するだけで、簡単にPepperに喋らせることができます。

しかーし!
喋らせることはできても、単調になってしまったり、意図通りに読んでくれなかったり、イントネーションがちぐはぐだったり、思い通りの発話にならないこと、多くないでしょうか?
そんな、仕方ないと諦めていたあなたに朗報(?)です!

実は、より魅力的に、なめらかに、セリフを調整するコツがあるんです!

文系なわたしは、Robo Blocksで初めてプログラミングに挑戦したとき、コアとなるロジックよりも、Pepperのセリフや動きの制作から入ってしまい、調整にかなり時間を費やしてしまいました。同じように、Pepperの演出面に力を入れる方も多いのではないでしょうか?

もちろん、まずは目指すべき機能を完成させないと意味がないので、ロジック作成が先決です。しかし、誰かに使ってもらうことを想定すると、セリフや動きが魅力的だったり、わかりやすかったりすることにもちゃんとこだわるべきです。そんな観点でも、是非、Pepperのプログラムをブラッシュアップいただければと思います。

では、早速ご紹介していきます!

1. 声の高さを変えると印象が変わる!

まずは、Pepperのセリフが何だか固くて親しみづらい時の対処法。これはとっても簡単です。声の高さを高くしてみましょう!Pepperを喋らせる時の声の高さは、「100」が初期値になっていますが、例えば、130〜150にするだけでぐっと可愛く聴こえるようになります!

併せて、作るプログラムの内容、用途に応じて速さも変えてみると、表現の幅が広がります。

例えば、わたしが作った九九アプリでは、だんだん出題速度を速くする演出をしていたので、出題する度に速さは速く、高さも高くする設定にしていました。
また、ユーザーの目線に立った設定もできます。高齢の方に使っていただく場合は、速さはゆっくり、高さは低めが聞き取りやすいかもしれません。

2. 漢字で読めなかったらひらがなを試してみよう!

続いて、漢字でセリフを設定した時に正しく読んでくれない時の対処法。これは単純、ひらがなやカタカナで設定してみましょう。例えば、おみくじの「小吉」これをPepperは「こよし」と読んでしまうので、「しょうきち」と設定すれば読み方問題は解決します!
が、単純にひらがなにすると、「しょう(⤵️)きち」というイントネーションになり、期待通りにはしゃべってくれません。文字で表現するのは難しいのですが、標準語のイントネーションからは異なるように聞こえます。
そこで、解決のヒントになるのが、3の内容です!

ちなみに、他の例として、九九を一緒に読み上げるアプリを作った時は、「4×8=32」を読み上げる際、Pepperのセリフを「しは32」と入力してみました。すると、「しわさんじゅうに」と読んでしまいました。そこで「しハ32」と、ひらがな、カタカナ、数字を混ぜて入力することで、期待通りの「しはさんじゅうに」を喋らせることに成功しました。ひらがなでうまくいかないときは、カタカナも使ってみましょう。

3. イントネーションは、当て字や記号で調整しよう!

さあ、「しょうきち」と入力したときの、何だか変なイントネーションをどうやったら解決できるのか、、
それは、漢字とひらがなを組み合わせて「小きち」と入力すること!こうすることで、期待に近いイントネーションでしゃべってくれるようになりました。

このように、ひらがなや漢字の当て字、さらには記号を組み合わせることで、期待に近いイントネーションに調整することができるのです!なかなか地道な作業、かつ、必ずしも満足いく出来になるとは言えませんが、試してみる価値はあると思います。

例えば、先述の九九を一緒に読み上げるアプリでは、「一緒に九九を覚えましょう!」というセリフを「一緒に九九を覚えましょうー?」と設定しています。「!」だけでは思うように語尾が盛り上がらなかったので、「ー」と「?」を使うことで語尾を上げて、元気に誘うセリフになるように工夫しました。また、1でご紹介したように、声の高さを高めに設定することでより元気さを演出しています。

そのままセリフを入力すると、どうしても単調になってしまうことがあります。そんな時は、ちょっと工夫することでより生き生きした発話に出来る例をちょっとご紹介。

・お楽しみに!
 ⇒入力案「おタのシミにッ!」
・また遊びに来てくださいね!
 ⇒入力案「また遊びにきてくださいネぇぇぇっ?」
・やったー!
 ⇒入力案「ヤッ田ーーーーーーッ」
・おかえりなさーい!
 ⇒入力案「オカエリナサーーぁイっっ」

ここでご紹介したのは、あくまで案です。セリフのイントネーションで困ったときのヒントにしてもらえたら嬉しいです。

最後に

今回は、Pepperをより魅力的に、なめらかに喋らせるヒントをご紹介しました。Pepperは、せっかく人と会話しコミュニケーションするプログラムが作れる存在です。プログラミングを学習するだけでなく、出来上がった作品を人に使ってもらうことができます。人に使ってもらうことを想像しながら、どうしたら使ってもらえるか、どうしたら使いやすくなるか、など、セリフだけでなく、ディスプレイ表示や動きなども考えられると良いと思います。

街中でみなさんが見聞きする、広告や説明資料、案内掲示、アナウンスなどは、これらを使う人にどうやったら分かりやすく伝わるか?を考え抜かれて作られているはずです。そういった見方で街中の素材を観察してみると新たな気づきがあるかもしれませんし、Pepperのプログラミングにもきっと応用できると思います!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ソフトバンクロボティクス株式会社 ホームページ
https://www.softbankrobotics.com/jp/

Pepper for Education
https://www.softbankrobotics.com/jp/product/education/

STREAMチャレンジ
https://www.softbankrobotics.com/jp/product/academy/stream/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Pepperブログ編集部━┛