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ヘビースモーカーが、多分禁煙できた簡単な方法

仕事と暮らしの方で慌ただしく1週間が過ぎた。出社できたのが金曜日のみで基本的には家で缶詰状態。その間、思い立って禁煙が急にスタートした。勢いで買ったニコレットを噛み続けて、気がつけば禁煙8日を迎えた。不思議とたった1週間だけの違いなのに、かつて当たり前だった喫煙が無くて良いものに変わった。

以前にも一度、禁煙を試みたことがある。アイコスがでて、ひとまずこれでいけんじゃないか?と思ったが電池が切れる。僕は重度のヘビースモーカーだ。充電器持ち歩くのも面倒で結局数日で喫煙者に戻っていた。

しかし、今回たまたま違うフローだった。

・ニコレット噛みまくる。少しワナワナする。(初日〜2日目)
・電子タバコを少し吸おう。ワナワナ減る。(3日目〜5日目)
・お茶でも飲むか、電子タバコいらないか(5日目〜7日目)
・あれ、これもう大丈夫だな(今日)

まずニコレットの我慢した。たった二日だが頭が痛くなったりする。
ご飯食べたら吸いたくなる。これはニコチン依存じゃ無くて、習慣に依存していると気づく。

3日目に埃をかぶった電子タバコに電源を入れて数日。
習慣依存のストレスは解消する。5日目の朝、電子バタコのカードリッジ切れてる。まぁいいかと熱いお茶を入れる。美味しい。ふぅーと一息着いた時、あれこれ電子タバコいらないぞと気づく。

そして、今日。何気に卒煙できた気がする。
タバコに依存していたのではなく、習慣に依存していると気付いた時に成功だったのかもしれない。ふぅーと一息つきたいだけ。それであればお茶でもコーヒーでもいい。それくらい習慣は大事だとも思った。

というのも、習慣は生活のリズムを担っている。喫煙者はそれを軸にしてしまう。なので禁煙する時に「タバコをやめる」のではなく実は「生活習慣の軸を消す」になっている。これ、超盲点。それは辞めれるわけない。どうしていいかわかんなくなるから。

僕はたまたまこの数週間がとてつもなく忙しくて、生活のリズムとかそのものが破綻している状態にあった。そこにたまたま合致したのでスムーズに禁煙できたわけだ。でも、いつもの生活のリズムの延長線上で禁煙をするとなると非常に難易度が上がる。もう想像がつく。だって、暮らしのビートを担っていた行為が消えるのだから、困ってしまうのだ。

その習慣を口元の寂しさで飯やらジュースやらを飲んでしまうので禁煙で太る。ムッチャシンプル。タバコの時間が食べる時間に変わるだけだから。

なので、喫煙者にオススメするめっちゃシンプルな方法は、タバコの代打となる「行為」を作ってから禁煙スタートしたらいい。

まず1ヶ月タバコにいくら使ってるか計算しよう。
タバコはざっくり1箱500円。
それを毎日1箱吸ってたら月間15,000円。

今、あなたの手には15,000円握っている。
それであなたの好きなものを買う。例えば読書好きなら15,000円分の本をkindleでも本でも買っちゃうといいかもしれない。

あ、タバコ吸いたい。そう思ったら本を開こう。
音楽を買った人は音楽を1曲聴こう。
絵が好きなら絵を描こう。
映画が好きならレビューを少し描こう。

タバコを1本吸うと健康にマイナスになる。そのマイナスにお金を払っている。でも、ほら好きなものにタバコを置き換えて時間を使うとお財布はマイナスだけどタバコの代打行為はとてもプラスに作用するし蓄積される。
好きなことでタバコロスを代打する。それを次の習慣にする。良いことしかない。

僕はたまたま多忙で考えることが多く、タバコ吸いたいと思った瞬間に深呼吸して考え事を整理していた。今は色々理解して慌ただしさは変わらないが落ち着きを戻してきた。もう少しだけど。

その慌ただしさに紛れて、禁煙ができてしまった。不思議だ。
生活リズムが狂い、なぜかその流れで禁煙も並走し、功を奏した。
ある意味色々逆境なんだけど、それを覆すように今のマイナスを全てプラスに変えてやるという心意気で1週間を過ごした。

さよなら、タバコ。今までありがとう。

Photo by Umberto Shaw from Pexels

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。