我が愛すべき木屋町

日本酒怖い。昨日は勤労感謝の日だということをがっつり仕事してる最中に知り、夜は打ち合わせからの晩飯がてら飲みにいった結果、三軒はしご酒。うっかり金曜日なイメージで飲んで、目覚めて二日酔いの頭で携帯見るとしっかりまだ金曜日。

毎日飲まないが、飲むととことん飲んでしまうルーティンが染み込んでいて、最初は二人でしっぽり飲んでいたのに最後は何人いたか記憶も定かじゃない。おさわがせしました。例のごとく、楽しかった気持ちと積み残しの仕事だけを残して金曜日を過ごしております。

結果、モーニングどころか日も暮れかかった頃に日記を書いている。打ち合わせの待ち時間にさくっと。
この街に長く住み、木屋町で飲み続けているとどこで知り合ったのかわからない友達がたくさんできる。酔いの中、何かで意気投合したであろう人と、昼間の木屋町で偶然出会い、また飲もうぜ!とお互い盛り上がるも連絡先もなんなら本名すら知らない。

ただ木屋町を愛する人たちは、3件ほどはしごする流れをもっていて、かならずどこか泥酔した夜に再会できることを知っている。暖簾をくぐり、おぉ!と予期せぬ出会いでかわす酒のうまさを知っている。二日酔いがやばい…とお互い言葉を漏らして各々、なんの仕事もしてるかわからないまま互いの勤労をねぎらい別れる。打ち合わせの場所まで歩くだけで3人くらい友達と出会う。京都はこれが素敵だなといつも思う。150万人都市なのにご近所さんのような空気。

昨夜、我が愛すべき呑底のお母さんに「すばるくん、有名やねんな!」と急に言われる。そんなことはない。べろべろのおじさんである。話を聞くと九州の方から来た若い子が呑底にきて「松倉さんがよくくる呑底ですか?」と話をしたらしい。どこかの講演会でお会いしたのか、流れ流れて呑底に至ったのだろう。その方がお客さんを沢山つれていたのか、僕らがオーダーしたものに銀杏がおまけされていた。美味しくいただきました。

深酒すると翌日の半分が消えて無くなるので平日飲むのはしばし控えよう。
年々、酒の抜けが悪い。寝起きで自分の年齢を思い出す。いつ大人になれるのでしょう。死ぬまでこうかもしれない。

愛すべき木屋町のみんなに。乾杯!

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。