名称未設定

「楽観力」ってすごい大事じゃない?

「楽観力」はとても大事だと最近思う。
仕事でも生活でも、たくさんの難しいことがある。やばい仕事多すぎるでも、うわー売り上げ足りないでも、家族とうまくいってないでも、貯金が全然できてないよーでも、もう大小様々な課題が僕らにはあるはず。

僕の場合、仕事で体も心もキューキューになることがある。
「仕事入れすぎた!」とか「あれ、仕事全然ないぞ…」とかザラにある。
今年の売り上げ大丈夫かな?とか。あのタスク早めに終わらせないと…とかね。誰だってあるはず。

鉄板の心を持った僕でも不安で寝れなくなったり(結果寝るけど2−3時間しか寝れないとか)もう結構ある。で、これに振り回されるの嫌だなとあるとき思った。これを超えていく方法はないかと。

「どうやったら、空飛べるかな?悟空みたいに」

ある日、子供と風呂に入っているとこんなことをきかれた。
パパも子供の頃、やってみたわ。大きい声だしてみたけどダメだった。グレード下げて筋斗雲呼んだけど、ダメだった。って話をした。

息子は舞空術を身に付けたい。いろんなところにいけるし、学校にもすぐつく。何よりかっこいい!

筋肉つけて、いい心をもって、ご飯たくさん食べて、たくさん寝る。
これ頑張れば空飛べるかも
って子供がつぶやいてて、その頃、僕は会社の経営のことで色々悩み事を抱えていて、子供の言葉にハッとなった。

そうだよな、飛べるかもな!って思ったのだ。
大人だから「飛べない」って事実を知っている。でもそれって、今知ってることだったり過去の積み重ねで知ってるってだけで、これからどうなの?本当に人は飛べないの?と思えた。

ある意味、子供ならでは飛ぶための努力だけれど、その顔はなんとかなるか!くらいの表情だったのだ。なんてイージーな!でも、その感じとてもいい。

楽観≠不真面目 | 悲観=真面目

なんか大人な感想で空飛ぶのは無理だろうなーって言いかけた。
真面目か!と自分に突っ込んだわけだが、ある意味飛べないよねってのは悲観である。もうそこで事実と自分の可能性を閉じる作業だと気付いた。

お金のこととか経営のこととか、真面目に考えるもので自然と悲観的になっていく。リスクヘッジもあるしね。で、僕は経営をそれ一辺倒でみていた。
なのでどんどん暗くなる。これは会社のことだけじゃなく生活にも言えると思う。どうしても真面目に向き合っていくと閉じる方向に進んでいく。

もともと楽観主義だが、それは暮らしのこと。
会社のことになると仕事なのですごい真面目になる。仕事モードのパパは怖いと子供にも言われる。なんだけど、それって本当にいい方向に進むのかな?なんか1年過ぎて経営してきて、悲観的な側面の方が多かった気がする。
これは楽観力が足りないのかもしれないと考え出した。

「楽観力」はビジョンと度胸

もっと仕事にも楽観力を持ち込もうと決心(つい先日)。
もちろん悲観のバランス戻りつつが大事だけどね。
楽観は物事の明るい側面をみること、悲観は物事の暗い側面をみること。
バランスは個々人バラバラだけど[ 楽観:悲観=7:3 ]くらいじゃないか?と思っている。

楽観するってことは、「大丈夫、大丈夫、なんとかなる!」みたいなこと。
でも、それを心から気持ちよくいうには、未来を想像し、そうなるビジョンを明確に描くということが大事。これがないと口だけのバカになる。

なので、会社をこうしていくぞ!という先々の姿を想像ができていることが必須だ。これを考える時間が枯渇するとどんどん目の前のものごとだけに視線が下がり、今月の売り上げが…来月の案件が…となってくる。
会社は売り上げも大事だけど売り上げを上げるための組織ではない。大きく描く未来の像を実現するための運動体であり、(組織の目的によるが)お金のための運動体ではない。そこはこの記事がとてもわかりやすく書いてるので割愛。

お金は道具。楽観で見た未来のビジョンを実現するための道具であって、お金のために右往左往するのは本来の目的地とは遠い彼方へ運ばれてしまう。

楽観とはラクでたのしそうで気軽に見えるが、悲観よりよっぽど難しい。
こういう未来を作る!という強い意志と信じる度胸がいるから。

楽観力を磨く練習

楽観力を鍛える方法なんてどこにもないから、自分で考えるしかない。
今、こんなことを仕事終わりにやっている。

1. 3年後の理想的な姿を想像する/書き出す
2. 1年後の理想的な姿をより具体的に想像する/書き出す
3. この中で不安になりそうなものを列挙/対策を練る
4. [3]で目星をつけた不安は「考えるだけ無駄リスト」にする
5. [1]や[2]に向けてやるべきことだけをやる

書き出すと当たり前過ぎてビビるけど、自分が何に不安かが見えるとびっくりする。マジどうでもいい。だいたいが未来のことで対策すら難しいものばかり。それに時間を使っていたのか…とか、こんな理由でねれなかったのか…と驚くことが多い。

例えば、こんな人。

今年は前期より売り上げを上げたい。
昨年の数字と比較すると出だしが悪い、暗くなる。
仕事作らないと…で仕事を探しに練り歩く。
数字の不安と疲れでぐったり。

楽観できる人だと、こんな感じ。

今年は前期より売り上げ上げたい。
昨年の数字と比較すると出だしが悪い、今のうちに新しい武器を磨こう。
今のうちに磨いた武器や知識を使える仕事を探す。
マッチする仕事はまだ見つからないが、実現すれば新しい挑戦ができる。

前者は目の前の不安にすぐ反応して即効性あるものを得ようと無思考に動く。うまくいけば仕事が得れる。しかし、今までの自分とは変わらない。

後者は目の前の不安を機会に置き換える。その機会を使える場を探す。うまくいけば仕事が得れて、かつ、今までの自分とは違う側面を作れる。

楽観をしっかりもっていれば、こういう日常の判断にも影響が出るんじゃないかと思うわけです。

楽観力大事!な気がする

ヴィジョンが大事!とかもわかるんだけど、なんか仕事や暮らしそのものを楽しみながら成長するための土台って楽観する力じゃないかと思うのです。

来月から社員を増やしたり、毎年仕事の内容が色々変わったり、考えることが多いんですが、割とメンタル強い僕でも参ってしまうことが多々あります。それでもこの感じを乗り越えて、そんなもの問題じゃねえ!と言えるくらいまで強くなりたいなと思った中で気付いたこと。

楽観レベルまだスライムぐらいですが、今週でドラキーくらいまでいきたい。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。