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意志あるところに道は開ける

嫌な世の中の空気も急に春らしい気温と気持ちの良い春風で体が軽くなったような気がする3月。別にそんなこと関係なく、ただただ仕事が落ち着いただけだと気づく午後3時。こうやって休憩がてら日記をかける通常営業にぬえさんは戻りつつある。

世の中大変なことだらけで、それは仕事にも生活にも支障をきたし、経済やら何やらに大きな打撃を与える。多くの人がAという道を進むのであれば、僕はBを選ぼうという天邪鬼な性格なので閑散とした夜の町に体一つで乗り出して、少しずつ仲間が増えて乾かす杯の数も増えていき、この店で開けてしまいたい酒を持ってこいと何本も空にしていく。

何本かも思い出せない数のタバコと酒を体に入れて、世の中がウィルスで全ての物事を停滞させている中で、確実に毒を燃料に僕らの夜は動いていく。目に見えないものを見る。どこからか生まれた見えない恐怖は人の不安が追い風になり別の化け物みたいに育っていく。でも、そんなものハリボテだ。流石に老人は出歩かない方がいいが、誰もいなくなった街はテレビが控えるようにと伝える環境の対岸にいて、マスクで誰かわからない人に声かけられて顔の半分を覆い隠すことで誰かすらわからなくなるのだなとマスクにアイデンティティが奪われてるなって思ってる最中にWHOがマスクは咳やくしゃみで風邪か何かしらを発症してる人のためのものと報道する。子供にそれを伝えると、そうだと思ってん!って小学生でも気付いてることを僕らは闇雲に信じて品薄だのなんだのと報道がそれを加速させる。

とても弱い生き物が僕らなのだと再確認するような時間。
もちろん僕の仕事にも影響があったし、悔しい思いもたくさんした。
このうっすらかかったも不安のもやみたいなものでいろんな人の大切なものごとが停滞してしまった。そんな逆境でもナンバーガールは絶叫したし、BAD HOPは無観客のアリーナでぶちかましてる。文化は止まらない。止まってはいけないのだと思う。最後まで前に進むのが生活で最初に切り捨てられる文化だなんて、なんというか最高だ。

落ち込んだ空気はいつまで続くだろう。
誰もいない事務所で考える。来週・再来週には消え去っているかもなと思う。暗い空気の中で希望を抱かないと前に進まないと気付くんじゃないか。家からでも世界を変える何かができるんじゃないか。そうやってゆっくり視点が上にむいてくるような気がする。

仕事も落ち着き、次の仕込みに動き出している。
この停滞と落ち込みをなかったことにするくらい、ぶちかましたアイデアを虎視淡々と考えていこう。

Where there's a will、there's a way
意志あるところに道は開ける!

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。