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お仕事ダイエット理論

手書きが最速だ。いろんなものが便利になった。
頭の中にあるイメージを言葉に変えることもできるが、ささっと描いてしまうにこしたことはない。絵が上手い下手関係なく伝わればいい。最終的なクオリティはデザイナーたちと詰めていくわけでプロセスの中にいれば、クオリティより速度と深度。そう思っている。

タブレットのおかげでぺぺっと描ける。
その間にも色々通知が入る。あとで返信。そう思って描き進める。
いろんなプロジェクトが動いている。今、僕の頭の中にスタックしてしまってるアイデアをできるだけ早く仲間にシェアしていくと僕の脳の負荷も下がる。

もう少し前の時代はA4の紙の裏に手書きでアイデアを描いていた。
喫茶店のナプキンに描いた時もある。それを写真に撮って送る。どう?って。それで伝わる。じゃあ、このアイデアでいこう!となってやっと資料化を進める。

道具の進化のおかげで電源さえ続けばエンドレスにお絵描きできる。
これはすごい発展だ。消しゴムだって付いている。色だって無限に変えれる。誰かがこれを開発してくれたのだ。知らない外人の顔を勝手に想像してありがとうと思っている。

打ち合わせ、移動、リサーチ、思考、作業。
だいたいこの作業をしている。このうち、思考と作業だけ書きながら進めている。打ち合わせ、移動は頭だけ。リサーチは靴だ。こういう作業で毎日が埋め尽くされている。

なので僕はほとんど電話にでれない。申し訳ないってくらいに打ち合わせばかりだ。そもそも電話を解約してもいいかなとすら思っている。打ち合わせの邪魔になるし、集中を途切れさせるし、エビデンスが残らない。便利より不便が優っているのが実情だ。

電話で伝えるのが当たり前な人もまだいる。
パッとタイミングよく出れて、内容を聞くとそれって電話で伝える必要あった?と思うものの方が多い。電話は一方的に相手の時間に割り込む行為なので僕からかけるのはよっぽどの時だ。自重している。

10時から19時くらいまでで仕事と向き合っている。
それ以上は絶対にしない。そういうゲームだ。
その中で効率の悪い行為は全て削ってきた。長文でのメールの返信や作り込みすぎる資料作成、そして電話での伝達および受け取りだ。実際にはほとんど出れないですと事前に伝えている。その上でかけてくるのだから、よっぽど習慣化されてしまっているのだなと思う。今集中してるから、今会議中だから、ほとんどの理由で電話はでれない。

仕事の無駄に対してはメリット・デメリットを結構冷静に見て判断している。もうノートパソコンはよっぽどのことがない限り持ち歩かない。ほとんどの作業がiPadもしくはスマホで事足りる。資料も数部しか刷らない。データでもらう方が僕はありがたいから。無駄に刷って重たいよりは足りなくてデータで印刷してもらう方がよっぽど効率がいい。

僕含めた3名分のメールアドレスさえ捨てた。今は全員1本のメアドで運用している。どう考えても非効率と判断したからだ。
極端なことを言えば、出社への移動時間も削っている。特段、いく理由がない場合、出社しない。往復でかかる時間が無駄だからだ。

あーだ、こーだやっている間に、僕はiPadとPencilさえあれば大抵の仕事は完結することができている。もちろん仲間がいてくれるおかげもある。どんどん軽くなっていく。その分、僕はどんどん移動して出会って、仕事を生み出していく。可動域を広げるには自分が軽くなることだなと思っている。

荷物も作業もストイックに見直していく。
アスリートが自分の体をメンテナンスするように。
どんどん体を絞っていく。ダイエットみたいに。
そしたら、仕事の質はどんどん上がっていく。それをしっかり自分で見ているかが大事だ。
さて、もう一仕事。がんばりましょう。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。