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夢想タスクを作りましょう

テトリスのようにスケジュールとタスクが組まれていく。隙間なく埋めないとスタックするから。とても効率よくタスクと予定の打ち合わせも無事に終える。タスクアプリには称賛のメッセージが表示される。

一年でガムシャラに作り続ける時間と、黙々と考え霞のような未来に目を凝らす時間の二つが必要である。この一年体制が変わり続け慌ただしい一年を過ごした。そんな延長線上の今日にポカッと何もない空白の時間が生まれた。実に数ヶ月ぶりの何もない時間。

春から伸びっぱなしの髪の毛を切りに仕事をサボって抜け出す。予定より早く出てお店を回る。仕事の癖で観察しまくりだったけど久々に自分の時間を取り戻した感触があった。

いつもこんな時間に
どういう会社にすべきか?
どういう未来を作るか?
どういう経営をして行こうか?
なんて夢想事を広げていたと思い出した。

この一年、ガムシャラにタスクをこなす日々と不十分ふぁった社員を受け入れる体制や教育に明け暮れていた。悪いことではない。でもそれが怖い。日々詰まりきった予定をクリアして一定の満足を得てしまう。あとは疲れ果てて眠るだけ。充実した一日のように見える。

しかしこれではいけない。特にお頭として動く身としては未来に確固たる(風に見える)自信と目的を持っていなければ、同じ円をくるくる回っているようなものだ。確かに慣れてくることも上手になることもある。しかし、その一点から自分は動いていない。

かつてあったはずの夢想を広げる時間が圧倒的になくなっている。ゾッとした。気づいてよかった…そう思った。

課題の根っこを観察する。問題は以下だ。
・制作と事務処理で忙殺される
・日々に夢想する時間が計画されていない
・遠くのわからないタスク(夢想タスク)より、目の前のタスク(業務を進めるもの)に着手しがち、人間だもの
といったところだ。

一個ずつ瓦解して行こう。まじは制作/事務/夢想の3種類に時間を分けよう。

次に時間配分のルールを決める。AMは制作。PMは事務。そして事務を終えた最低でも就業1時間前には夢想タイム。
家に仕事を持ち込むとワクワクと不安で眠れなくなるので持ち込まない。あくまで業務!

最後にタスクリストに夢想メモと考えることタスクを入れる。永遠にチェックのつかないタスクでもいい。情報として忘れないことが大事だろう。

これをひとまず試してみる。
未来は僕らの手の中って言うけど、意外と転げ落ちてることもある。ことさら忙しすぎる時にはそれを理由に未来は過去に置いてけぼりだ。次回を込めて今日の日記。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。