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若者の正しさセンサー
先日こんなことを呟いた。
ちょいちょい新卒がもう辞めたとか、辞めたいって話を聞いて「早ない?心弱ない?」って突っ込まれがちだけど、あながち間違ってないと思う。
— 松倉 早星 / Nue inc (@sbr_m) April 22, 2019
聞くとどこも「それはアウトだわ」という旧態依然とした化石みたいなスタイルだったりする。
若者がNGってことは、その先の未来にいらないってことだと思う。
これ以降も色々タイムラインに流れてきたり。
改めて思うけど、古い会社のやり方は雇い主側の怠慢なんだなと思う。若者が逃げるようにやめていったとしたら、それはだいぶ危ない状態なんじゃないか。
早々に新卒がやめるのを若者のせいにする流れもあまり好きじゃない。
中にはそういうケースがあるかもしれない。それでも次世代に、ここやべーわって思われる時点で何かがもう遅れている可能性がある。
それは歳を重ねると会社やったり部長になったり少しだけ偉くなって社会にも適応して、「会社とは、組織とは」みたいな慣れが出てくるからかもしれないと想像してみた。なんか、それ自分にもありうえるなと思うのだ。
とあるWEBサイトを作っている時にある課題を悩んでいた。
一応、デジタル畑出身なので色々テック側で代替案を考えていたところ、依頼主とのビデオ会議でふわっと言われた代替案が超絶シンプルで見事に課題を解決したの。「わ、それ賢しこ!」って言っちゃったもん。
でも、それって今まで積み重ねてきたデジタルの知識という慣れみたいなもので麻痺してる発想だった。これの組織版が会社経営にもおきうるぞと思うのだ。
なので僕は結構そうならないようにと配慮しながら考えてやってみてるけど、ビジネスが安定し組織も大きくなり成長シナリオを描いた先で必ず麻痺してくる部分ってのはあるような気がするので本当気をつけようと思う。
当たり前だということが本当に当たり前か。
それって昔の人がいっただけで、今の時代ほんとうに当たり前なのか自分の頭と今の時代の価値観で考えて判断しない限り、化石みたいな組織もしくは人材になってしまう。それは本当に怖い。化石になって気づいてももう遅い。
できるだけ柔軟に、その時代の空気を捉えて、自分たちの価値観にインストールしていきたい。先人のいいところは残し、変えるべきところは変えていく。次の当たり前を常に更新していかないとチームで動く組織ってのは、すごい簡単にダサくなるのだと思った。
聞いてる中で普通にバリバリブラック企業ってのもあったから、胸を張って言えるけどすぐさま逃げた方がいい。戦うことが正義ではないからね。100%死ぬ戦に突っ込むのはただの馬鹿なので危険を察知したらすぐ逃げよう。
この戦、粘れば将軍の首取れるぞと手応えあったり、ここで経験を積んでと想像できるのは大丈夫な範囲だ。マジでヤバイところは本当に初日でわかると思う。あと無職になっても再起は全然はかれる。むしろそこで心病んだり、体壊したりして貴重な20代の時間を失う方が人生の大きい損失だと思います。
化石にならないようにうちも柔軟にやっていかなければと最近この手の話を聞くたびにしっかり心に留めておくようにしている。
いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。