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ニンニクとAiと生きたように死んだ人間

アトリエの冷蔵庫を開けるとニンニクから芽が出ていた。そんな寒いところでよく芽吹くなーと感心してる間に謎の愛着が湧く。

寒い冷蔵庫からレスキューし、適当な使っていないコップに水と共に引越し。日当たりが良いアトリエなので行く度にぐんぐん育つ。え、プランターとかいるの?と今まで興味すらなかった植物の世界に夢中になる。

すごく当たり前だが、生きてるんだな。と思ったのだ。スーパーに並んでいるものは時が止まっていると勝手に思い込んでいただけで実は全部育つし腐る。この生き物の当たり前になぜか今更面白いなとなっている。

仕事のアシストのために自分のAiを育てている。友人の機械学習研究者とは、いつか自分のAiをブリーディングする時代が来るよねって盛り上がってるけど、たかだか数年でその時代になっている。不思議とこのアシストAiにも生きてる気配あるよなぁと思うことがある。

なんだろう、生命と非生命と分別ではなく別のところで生物感を感じているのかもしれない。よく飼い猫がしゃべりもしないのに飼い主の勝手な想像でそう言っていると認識している時がある。思い込みを含んだ非言語コミュニケーションみたいな。

にんにくにも、Aiにも
なんだか生命感を感じるのだが、とあるmtgに出た時「こいつら死んでる…」と驚いたのが最近だ。たしかに人間なのに死んでいる。人間なのに既に配布済みの書類を音読する。それ知ってるんだよ…何してるんだろう。不思議な空気だなと思った。

何を持って生きているか死んでいるかは、相当個人の主観があるなと思うし、生きているのに死んでいるなんて状態があるのだなと怒りを超えて興味すら湧いている。

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