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生きたお金の使い方/死んだお金の使い方

戒めのためにもこの時期改めて言葉にしておこうと思った「お金の話」。今年で5期目を迎えるNue incですが1期目で身を以てお金のことを学びました。お金の使い方には「生きた使い方」と「死んだ使い方」があるということ。

お金を腐らせるという言葉はよく聞きます。でも、実際この意味を想像してみると不思議な言葉です。物理的なお金は腐るわけない。しかし、生物のような表現がされています。でも、本当に腐りました。こういうことか!と腐ってから気付いたのが1年目での学びです。

さて、どういうことかというと
お金は様々なものと交換できる道具です。コーヒーを買ったり料理を買ったり、本を買ったり、リラックスとか疲労回復も買えたりします。

「価値を買える」であり「価値を変える」でもあるんです。貯金はそれをため込むことです。口座にお金が増えていくと安心します。安心に変えれてるかもしれませんが仕事で生み出したお金は税金もとられますし満額残るなんてことはないです。

暮らしのためのお金と経営のお金もちょっと気配が違います。
暮らしのためには貯金は大事です。経営でも内部留保です。実際は動くお金は経営の方が大きいです。家庭という組織は成長しなくていいですが、会社という組織はグングン育っていきます。なのでそんなお金いらないよとなっても、社員が健康でイキイキ働いている限り、順調にお金は増えていきます。

1年目、僕は1人で週休3日でノー残業を試してみるとゴリゴリ深夜まで働いていた時よりも2倍ほど稼ぎが増えたんです。もちろん大変なこともありましたが、自分の実力で増えていくお金を見て満足していました。そして、ちょうどこういう時期に「そのお金どうするんですか?」と問われるわけです。

正直、答えをもっていませんでした。お金はためればためるほど良いということしか考えてなかったんです。その時、パッと気付きました。今時点手持ちである1000万と半年前手持ちである1000万ではお金が持っている可能性が違うということに気づいたんです。

そこで僕は後悔しました。「これがお金を腐らせるってことだ…」とデスクでひとりぼやいてました。僕は1000万抱きしめてる間に無数の可能性を切り捨てていたんです。

例えば半年前に同じストックがある前提で「この1000万を何に変えるか」を考えていれば、おそらく採用を行い今この瞬間には隣に信頼できるパートナーがいたはず。

しかし僕は1000万もったまま今日まできてしまった。「価値に変える」ことを考えず、ただ持っていた。これが「お金が腐る」を始め得て体感した経験でした。新しいマシンに新調することでよりスムーズに仕事ができたかも(設備投資)、人材を集めることでもっと良いものが作れたかも(人材投資)、1000万というお金は、持ってるだけだと1000万の価値です。しかし、別の価値に変えることでもっと大きな価値を生む。それが生きたお金の使い方何だと学びました。

しっかり反省をし、勉強代だと思って法人税フルで納入し採用活動をスタートしたのが4年前。うちの仕事では投資できる先が人かマシン機材、新しいビジネスの挑戦くらいなので、今この抱えているお金を何に変えるかを真剣に考えています。

些細なことだと社員全員に良いヘッドホン買ったり(ビデオ会議の良い環境の価値に変えた)、友人にいただいた仕事用の椅子が座り心地いいので追加でみんなの分買おうとか(仕事環境の価値に変えた)、みんなお仕事がんばったから2度目の社員旅行にいっちゃおうかとか。

そして、今日締め切りで新しい仲間の募集をしている。

3月末が期末な人はもう間に合わないと思うけど、弊社6月末が期末につきお金の未来への投資をずっと考えいてる。ためることも一定数は大事である。でも全てを寝かすことはお金を腐らせることにつながる。生きたお金の使い方を心がけたい。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。