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気付かぬうちに買っていた服と、同じ5枚のアルバムに、スッポンの頭蓋骨と、岡村ちゃんの投げキッス。

友人がスッポンを捌いてくれた。
命をいただく。とてもおいしかった。綺麗に平らげる。
頭まで全部食べ、一緒に連れて行った友人が大事そうに頭蓋骨を持って帰っていった。

カメを食べるなんて、最初に誰が考えたのだろう。
いろんなカメを食べながら、このイカついスッポンが一番美味しいと気づいた時、どんな顔をしていたのだろう。キラキラに輝くスッポンの油が浮いた優しく美味しいスープを飲んで、そんなことを考えていた。

お疲れモードの松倉を見て催してくれたスッポン会。
持つべきものは友だ。40歳になって、まだ気心知れた人と友達になれるのはラッキーなのかも知れない。

精力がつくスッポンであるが、疲労の蓋をあけたのか、何かしらを埋めてくれたのか、泥のように眠った。久々に10時間も寝続けた。ありがとう、友人とスッポン。めちゃくちゃ復活しました。

翌朝目を覚まし、アトリエで仕事。
インターネットはまだない。手書きで言葉を探る。
この日は、これまた友人のお誘いで岡村靖幸のライブに招待いただいた。
仕事を終え、仲間と共に少し酒を入れる。開演時間を間違ってギリギリジョイン。友人の友人らとライブ後に食事。ここでもまた新しい友達ができた。

岡村ちゃんは今もキレッキレでステージ上で踊り歌い続け、一緒に行った男どもは「がんばろう…」と言葉をこぼした。なんというか、男を磨き続けている。もう結構な年齢なのにいまだにトレーニングをし、ライブ前にはニンニク注射。おじさんの投げキッスであんなに盛り上がるなんて、努力と生き様の賜物だと感じた。

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