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過ぎたものは帰らない。

月曜日に頑張りすぎる。この癖が治らない。いいことなのかもしれないけど、週末にドカドカ仕事の依頼が届いてるもののよっぽどのことがない限り、全スルー。


なので週の頭は仕事が山積みでやばいなぁと思いながら月曜日に黙々とできるだけ対応してしまおうとしてしまう。

火曜日になると、月曜日に頑張りすぎた疲れがすぐに出て仕事の開始が遅くなる。こたつから抜け出せない。猫を撫でていたらもう11時になる。とりあえずタバコに火をつけて、この日記を書いている。

紅葉していた木々の葉がもう散っていた。街の風景が少し寂しくなる。その代わり、空がやたらと高く広く見える。春には桜を眺めて、夏は涼しげな水流を眺め、秋には紅葉、冬には突き抜けた青空を見てる気がした。夏にも青々した空はあるが、日差しが痛いほどなのでいうほど眺めていない。

北海道だったら、白い景色だった。いつまで続くのか空から落ちてくる雪は見飽きることのないインスタレーションみたいで、ぼうっと学校へ向かうバスや電車から外を眺めていた思い出がある。

あの頃、時間は飽きるほどあった。どうでもよくなっちゃって遠い駅で降りてみたり、映画館にずっといたり、そうだ、途中から映画館にずっといれなくなった。毎回チケット買うルールに変わってしまった。

ハンバーガーを頬張って、街ゆく人を眺めながら、暇だなぁと友達とポテトをかじった。日が暮れ始めて家路をたどる道中のバスから見える景色は真っ暗で本を開いて物語の情景に逃れていた。

仕事を減らして、もっとゆったりできるのだろう。生活水準もガツっと下げたら時間は手に入るが豊かさは減るのだろうか。あの頃の余るほどの時間に今の僕がいったらどうなるのか。少し考えたけど、大人になるのは怖いなと思った。少し先のこととか、どういうことに困ってしまうとか、いろいろ未来が見えてしまう。

子供の頃、子供なりにそれなりに忙しかったのかもしれない。
ただ未来のことなんかわからないから、未来を見ようと思考で足掻いて見せていたのかもしれない。それに疲れて、暇な時間を作っていたのかもしれない。

大人になるって、心も育ってしまったってことなんだな。
いつでも僕らは過去に戻れない。
昨日頑張りすぎた自分の作業を今日の僕に託してもよかったのに、もう昨日には戻れない。

今日は少しマイペースに少しギアを落として、明日の自分に少し頼りながら、過ぎていく風景をそれなりに見つめる時間くらいは残しておこう。過ぎたものは帰らない。朝からそんなことを思った。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。