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いい音を奏でに

僕は耳がいい。形がいいとかじゃなくて、よく聴こえる方面だ。数件先の家の部屋のアラームが聞こえて目を覚ます。聴こえすぎて寝れない年月も長い。部屋にアナログ時計なんておいたら、世が明ける前に叩き壊すだろう。

なぜこんなにも聴こえるのか、大人になってから周りの人たちとの会話の中でズレに気づいた。コンビニのモスキート音は当たり前として、家の中にある電子機器の音や街中でめちゃくちゃ遠い救急車やパトカーの意図が聞こえて「あ、救急車くるね」っていうと???となり、数分後にあ、ほんとだとなる。

別に得することは1ミリもない。バンドをやっていたが楽譜は読めないし、どの音階なのかもわからない。無駄な聴力。なので街中や電車などの人と音が多すぎる場所が非常に苦手だ。いつも耳栓を持っているくらい。今も移動中の新幹線で耳栓をして書いている。

視覚的には渋谷スクランブルの雑踏のような
そのような感じで聴こえてしまう。
これがしんどい。一番しんどいのは飲食店。咀嚼音が聞こえすぎる。咀嚼音出しても構わない国の文化の方も京都にはたくさんいるので飲食店でも耳栓をする。しかし、今度は自分の咀嚼音がめちゃくちゃ聞こえてしまう。食事はノイズから逃げることはできない。

なぜにこんなにも聞いてしまうのか考えると生まれ育った環境が原因だと気づく。
北海道は広い。友達の家も遠い。暇になるとぶらぶら外に出て森に入り自然の中で過ごす。1人で暇なので森で聞こえる音を聞いたりする。目に見えないところに多くの存在を感じて安堵する。クマだと怖いけど。

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536字
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