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習慣のトリガーを構築せよ

魔法は使えないけれど、ゲームと同じようにHP/MPが僕らには存在していると思っている。マジックポイント=MPだが、わかりやすく言うと「気力」みたいなものと捉えてくれるとわかりやすいんじゃないか。

よく言われる「モチベーション」に松倉は若干懐疑的だ。
モチベーションを維持したりする努力の無駄さを感じるというか、そんなもの揺れ動いて当たり前だ。人間だもの。

むしろ、モチベが低かろうがやるべきことをやる。
これができないと人間ってのは甘えん坊なのでモチベのせいにし始める。
あなたが発注者なら激怒するはずだ「モチベが上がらないので納期が遅れます」なんて言われてみ。仕事だろの一喝でおわる。

むしろ、習慣としてやるべきことを処理している。
歯を磨くように風呂に入るようにモチベが低かろうが高かろうがやる。
溜め込みがちな経費精算もスタジオデスクに座ったら目の前に仕分けボックスがあり、そこに逃す。これを習慣にしている。トリガーを設定してアクションを決める。それだけ。でもそれができない人が多い。

お腹が空けば飯を食うように体調がトリガーのときもあるし、場所がトリガーの時もあるし、時間がトリガーの時もある。これの設定を自分で構築しているかしていないかで累積大きな差が生まれる。

「言葉の力を磨きたい」と思った松倉は、365日毎日書けばいいという安直なことを思う。毎回がっつり書くのは辛くなりそうだから使える時間は10分のみ。そこでかけるものを添削なしに公開でOK。
トリガーはランチ後の10分。飯食いながら何書こうか考えて、10分で書き出すだけ。これを続ける。

「健康状態をキープしたい」と思った松倉は、ジムにはいきたくないので毎日1万歩あるくと考えたが、デスクに座り続ける日もあるので30万歩/月を目指すとした。トリガーは移動時、急いでなければ徒歩で移動する。週末は散歩に出て銭湯に入る。これで30万歩/月を維持している。

「読書時間を増やしたい」と思った松倉は、1日1Pだけでも読むと設定している。隙間時間もそう。でも場所トリガーとして寝室では携帯を触らず読書だけをしている。結果、月に5冊くらいは最低限読める感じだ。

代表的な習慣トリガーを列挙したが、朝起きたタイミングをトリガーにすることや、いろんなものが日常の中に計画的に潜ませている。そこにモチベーションなど関係なくクオリティなども関係なく「とにかくやれ」という状態に追い込む。それでも大丈夫。全てハードルが鬼低いから。できてしまう。

この本が非常にわかりやすい。右上の1%ずつの向上の複利的伸び方と1%ずつ低下のいずれそこを叩く落ち方。
1mmずつでも積み上げろ精神で社会人ずっとやってきた人間としては肯定されている気分になった良書だ。タイトルが怪しいが中身は今年一番良いビジネス本だと思っている。

毎日言葉を書き続けた複利的向上で、僕は今言葉の仕事を受託し、年間それなりの金額を稼げるようになっている。目指すべき未来の自分を達成するために壮大な計画を立てるのではなく、今日今すぐにできる1%の習慣を構築し、それをやり続けるだけだ。

これが出来ていないなと思うことは人生では多々あると思う。
その時、僕はラッキーだと思って課題の根本が何かを考える。その根本を理解した上で今までのできない状態を回避する最小限のアクションとトリガーを考える。そして、それを暮らしに設定する。あとは日々の1%の努力の積み重ねで結果が出るまで時間がかかるが、いずれ急に氷が溶け出すように状態が変わり始める。おすすめである。

これまでそんな手法は知らなかった!と言う人が一読の価値がある。
ダイエットしようとか、なかなか変化もでずに継続できないままなかったことになってる人は多いはずだ。これを読むとなるほど挫折した理由がよくわかるとなるはずだ。

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