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香川を訪ねて

晴天から打って変わって今日の香川は雨模様。
昨夜は夜遅くまでワイワイ楽しく飲み明かした。後半の記憶はない。
朝起きると枕元にかじったパンと大量のスナック菓子がジップロックに詰め込まれていた。とりあえず楽しかった残り香を感じつつタバコに火をつける。

そのままいくつかアイデアを書いて、ぼうっと外の雨を眺める。
今日の予定は何も決めていない。視察先のご厚意で色々案内していただく。
そして、やはりうどんが美味い。

三本松という街に滞在しているが、いく先々で皆さん繋がっている。
デザイナーもエンジニアも数は少ないけど、街の至る所で彼らの制作物がある。街のお祭りやお店のメニュー。お店に入ると、おー!と知り合いが必ずいてみな、個性的。あれみたい。IWGPみたいな世界。

東かがわ市は人口3万人。空き家が目立つ。そして、驚くほど安い。
工場や倉庫を見せてもらったが宝の山だ。色々なつながりをここに手繰り寄せたら今まで見たことない状況が生まれるんじゃないか。ファインダーを覗きながら頭の中ではいくつかの戦略が練り上がる。

倉庫の目の前には瀬戸内海が広がっていて、後ろを見ると山がある。
暮らしの中にその両方があり、飯もうまく、人もいい。
空港も周辺に2個あり、LCCが飛ぶ。1時間かからないくらいで東京には出れそうだ。そして、アジア各国への便もある。場所にとらわれず働ける時代になりつつある今、一見再建が難しそうな地域であっても新たなニーズに応えることが可能かもしれない。東京、中国、東南アジアこの辺りの仕事をメインに見据えている人は意外と四国は最適な立地になりえる。

全てをみてはいないが行政の動きはやはりこういう土地こそ保守的になる。
むしろこれは守るためでもあるのだが、攻めた方が意外と守ってるなんてことがこの時代当たり前になるかもしれない。守っているものは何かを考え直して見ると意外と何もなくなってたりする。気付いた時にはもうおそかったりするので割と今が変わり目じゃないかと街を眺めていた。

またいくつかの主要な産業があり、他の地方で見た形とは異なる連帯があった。特定の産業の組合はどこの地域にもあるが、色々会話をしている中で別のユナイト方法が生まれるのかもしれない予感を感じる。攻めるための組み合わせというものを模索している。

勉強のために来たのだが色々面白く既にいくつか頼まれてもいないのにアイデアを考え出している。実現したいなぁ。綿密に戦略を練ろう。

#エッセイ #日記 #香川

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。