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根っこ

4月5日は保育園の入園を祝う会というのに参加してきました。

愛知県岡崎市にある「蓮の実保育園」

https://rengekids.wixsite.com/renge/blank-9

この保育園では、0歳から就学前までを人間の基礎を築く土台の時期として体験を通して五感を発達させ、人との関わりの中で成長していくことを大切にしている。

そんなに大きくはない園舎だが、そこに園児が描いた絵があった。私が驚いたのは、そこに描かれている木に根っこが描かれていることだ。

こちらの保育園では頻繁に山登りに行くそうだ。また八方尾根登山もあるという。

これらの活動通じてたくさんの木々の中を歩いたり、あるいは先生に木のお話を聞いたかもしれない。

しかし、土の下にある根っこがほとんどの木や花の絵に描かれているので、さすがに描くときに先生に言われたかなと思い、園長先生に聞いてみたら、山登りに行った時は、いろんなことを会話しながら行くが、描くときは子どもたちの自由に描かせているとのことだ。

さらに園長先生は言う。「子どもたちの絵には子どもたちそのものが表現されている。体を柔らかく動かすことが得意な子の絵は、木にも柔らかさが表現されていたり、置かれている環境によって色使いも変わるから、私たちはなるべくカラフルなTシャツを着るようにしている」

木の絵に根っこが描かれていたということは、この子たちにも、しっかりと根っこが成長しているということか。

根っこがあれば、この先いろんなことがあっても自立して生きていけるだろう。
根っこがあれば、そこから養分を吸収して花を咲かせるだろう。

「興味のタネ」から「探求の根」を広げ「表現の花」を咲かせる(『13歳からのアート思考』末永幸歩著)

子どもたちは自然と関わることで探求の根を広げて、やがてあらゆる方面で表現の花を咲かせてくれることが楽しみだ。

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