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人生において大切なこと〜3歳の娘からの発見〜#2

3歳になったばかりの娘は、最近、家族の顔を見るなり、「どっか、痛いところなーい?」と聞いてくる。

「わたし、お医者さんだもん」

当然3歳の娘には医者になるためには、医師国家試験に合格しなければなれないということはわからない。
しかし、誰かが痛いと言っているのに対して何かをしてあげたいという思いが湧くようだ。なにかの動画で観たのかわからないが、それと娘の中にあるなにものかが共鳴したことは間違いない。

簡単には治っちゃいけない。
「もう治った」と言っても、「まだ痛いの?」と聞いてくるからだ。おもちゃ箱からいろんなものを取り出しては、足の上においていき、最後は「いたいのいたいの・・・」で治る。

娘は、試験には合格していないが、誰かを癒すというお仕事に喜んで取り組んでいる。

自分の人生において大切なことに気づくこと。これは歳をとればいつかわかるというものではない。それは与えられたようなレールの上をただ漫然と歩むようでは見つからないだろう。

内側から出てくる思いを大切に行動し、それに気づこうとし、それに気づくチャンスにめぐり合えるかどうかも鍵だ。

そしてチャンスにめぐり会えたら、未来を不安に思わず、今の自分を信じて挑戦し、すぐにはうまく行かなかくても、逆境が立ちはだかっても、挑戦し続ける。

人生において大事なことは、人によってそれぞれだろう。
しかし、それが仕事であろうが、お金であろうが、家族・マイホームであろうが、自己実現であろうが、その奥には、それを得た時の喜びの感情がある。

この自らの喜びに敏感に、自分が心震えるものと共鳴することこそ人生で大切なものではないか。

娘のお医者さんは、おそらくYouTube動画か何かのお医者さんごっこか、転んだ後に手当てをしてあげるようなテレビを見て、娘の中にある何ものかがピンときたのだろう。このピンときた直感が大切だ。

自分の中のなにものかが振動する。そのエネルギーと共鳴するものが近くにあるとそこに喜びのハーモニーが奏でられる。

親はそれを感じて環境を提供し、その振動を乱すことなく伸びやかなハーモニーが奏でられることを、ただ俯瞰するだけかもしれない。

人生で大切なものは簡単には手に入らないかもしれない。

いや、むしろ簡単に手に入っちゃいけない。あれこれと挑戦し続けて、それでもうまく行かない時も心配はいらない、「いたいのいたいの・・・」ならぬおまじないで、その思いは神に通ずる。

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