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麻雀日記 (2022/6/4) 上がりトップで手役を探す(3)

前々回、前回と同じ東風戦。今日はオーラスの局面です。

東三局でうまく上がりを拾えたことで、28,200点持ちの2着目で迎えたオーラス親番。トップ目の上家とは600点しか離れていないので、上がりさえすれば逆転はできる。ただ、1,500点では30,000点を超えないのでもう一局必要。親番でもあるし、絶対に2,000点以上にしたい。
そんな状況での配牌がこちら。

ドラ赤があるので、どちらか1つ使えれば2,900点以上は確保できている! しかもどちらも使えそうな形になっている、かなりラッキーな配牌で嬉しい。中は重なれば嬉しいので、いったん残して一番不要な9sから切った。対面は上家の第一打9pをポン。

次巡、3pを引いて十分に順子手でいけそうな感じになったので、ここで中を切ることにした。

中を上家に鳴かれたあと、西が暗刻になって1s切り。ここで塔子選択が必要な岐路に。さあ、どうしよう?


状況を見ながらちょっと考えてみました。

  • 筒子は両面2つで待ちもかぶっていないが、ドラ赤面子は別の色

  • 69p受けはあるが、すでに対面が9pをポンしている

  • 形は悪くない、とはいえまだ二向聴

  • 上家は全力で上がりにくるので、それほど絞られないだろう

  • そして、ここはこちらも全力で上がりたいw

悩んだ結果、ここは両面塔子を選ばずに西の暗刻落としをして、食い断么九で動けるようにするのが良さそうなんじゃないかと思い至りました。この選択をすると、9pポンされて枚数が減ってるのは、むしろ嬉しいぐらいになるんですよねw


嬉しい5pを引いた次巡、ふだんならこれもそこそこ嬉しいだろう8mを引くが、ここはツモ切り。9m受けは要らないんですw

その8mを切ったら上家に鳴かれ、代わりにカン4mを鳴かせてもらえた。これは嬉しい。もう塔子は足りているので7mから切る。

2sを鳴かれるも、また交換したかのように8sが鳴けてw 聴牌。目論見どおり、おそらく最速で断么九の聴牌になりました。

「9pカンしてくれてもいいんだよ?」とか余計なことを考えていたらw 直後に6pをツモ! 西の暗刻落とし時に想定した上がりにたどりつくことができました。

上がりトップのような特殊な局面では、手牌の見た目にとらわれずに別の手役とルートを見つけることができると、結果的に早い上がりを拾える割合を上げられると思います。特に、リーチ棒で順位が変わるような微差の局面で、リーチせずに上がれる手役が目指せたら、着落ちのリスクも下げられるでしょう。

今回のはちょっとできすぎ感もありましたけど…w

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