2020湘南ベルマーレ選手名鑑(その2)

昨日から突発的に書き始めたベルマーレの選手名鑑。

皆さん読んでくれましたかな?笑

今日はその2のMFとFW編です。
最後までよろしくどうぞ(^^)

MF(ミッドフィールダー)

2.金子大毅(かねこ・だいき)

神奈川大学のサッカー部を1年で退部してチームに加入してから早くも2シーズンが経った"湘南乃宇宙人"
昨年はキャンプ中に怪我で離脱、5月末に復帰を果たしてからは同学年の齊藤未月とダブルボランチを形成してチームに躍動感を与えた。

高いボール奪取能力と局面を大きく打開できるビッグプレーが持ち味だが、今季は福田晃斗、茨田陽生、三幸秀稔といった経験も実力もある年長者が中盤に加入したので、コンスタントに試合に出るにはボランチの選手としてもうひと段階上のステージに駆け上がることが必須となる。

6シーズンに渡って背番号2をつけていた菊地俊介が退団したこともあり、今シーズンからは金子が"スタイリッシュな中盤イケメン"な2番像を引き継ぐことになった。

5.古林将太(こばやし・しょうた)

ベルマーレのホームタウン南足柄市出身でベルマーレの育成組織上がり、憧れのサイドプレーヤーは臼井幸平という、湘南の暴れん坊スピリットが宿った右サイドの職人。

右サイドでタッチラインいっぱいに開いてボールを受けてから猫背の姿勢でドリブルを仕掛け、相手選手を抜いても抜き切らなくても猫背の姿勢でクロスを上げ続けるというのがコバショーのプレースタイル。
シーズン終盤戦になると、走りのキレがより増してくるという特徴もある。

ベルマーレ歴の長さとコバショーの不思議な魅力?が醸し出されているのか、ベルマーレの中では珍しく、カルト的な要素の人気が出てる選手でもある。

7.梅崎司(うめさき・つかさ)

ネームバリューに頼らないベルマーレにとっては異質な、日本のサッカーファンに広くその名前が知られているベテランアタッカー。

左サイドを主戦場とし、タッチの細かいドリブルと相手チームを幻惑する閃きのあるワンタッチプレーでクラブ関係者を魅了、好調時にはチームにとって非常に頼もしい存在となってくれる。

昨年は細かい負傷が多くてトップフォームを維持することが難しい1年となってしまった。
古巣の浦和レッズ相手には2年連続でホームゲームで得点を挙げており、リーグ開幕戦でもその勝負強さを発揮できるかに期待がかかる。

10.山田直輝(やまだ・なおき)

今シーズン、遂に自身が生まれ育った浦和レッズとの完全な決別を果たしてベルマーレに正式加入した、日本サッカー界きってのサッカー小僧。

20代前半に大怪我を繰り返した影響で1シーズン通してプレーが出来たのは1、2回くらいしかないが、ひとたびボールを持てばチームに攻撃のスイッチを入り、高過ぎるボール扱いの技術と圧倒的な攻撃センスでゴールへの道を切り拓く。

平塚市内の中学校に編入させてもあまり違和感のなさそうなベビーフェイスの持ち主だが、今シーズン途中に晴れて三十路突入となる。
普段の練習から大声を出して場の雰囲気を盛り上げたりしていて、やべっちFCの人気企画『デジっちが行く!』でベルマーレ担当としてカメラを渡されるなど、チームリーダー気質も備わっている。

14.中川寛斗(なかがわ・ひろと)

身長155センチはJリーグ最小タイ(もう1人の155センチプレーヤー、山口和樹はFC琉球へ移籍)。
長らく在籍していた柏レイソルからの完全移籍加入を果たした。

身長は小さいがフィジカルコンタクトには強く、ボール扱いにも長けていて、周囲の選手たちとのパスワークを創り出す上手さも兼ね備える。
相手選手へのアプローチの仕掛け方も巧み。

自身が目立つというよりも、周りを引き立たせることで自分を輝かせる術を持っている頭の良いリンクマン。

15.福田晃斗(ふくた・あきと)

昨年のJ1リーグでベルマーレと残留争いのライバルとなっていたサガン鳥栖のキャプテンがまさかの電撃加入。

中盤の真ん中とサイドの位置をこなせるだけでなく、体力も運動量も多くて、攻守の様々な局面でたくさん顔を出せる機転の良さ身体を張ったり気遣いを厭わない献身性の高さは、まさに"裏方ナンバーワン"の称号に相応しく、ベルマーレの中盤像にピタリとハマる存在だ。

移籍加入したでありながら早くも副キャプテンに就任させるあたりに、首脳陣からの期待の高さが伺える。
高校の後輩に坂圭祐と舘幸希が、鹿屋体育大学の後輩に松田天馬が居たということもあり、ベルマーレと少なからずなんならかの縁があったと見られる。

16.齊藤未月(さいとう・みつき)

湘南ベルマーレからの東京五輪日本代表選出、という期待と希望の想いを一身に背負う、"湘南スタイルの体現者"

チームの勝利の為なら年上の選手であれ練習中から怒号を飛ばし、常に妥協しない姿勢が垣間見える向上心の高さと、世界でトップクラスに"サッカーがうまい"アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)に対しても何の躊躇いもなくボールハントにいけるハートの強さが光る。

縦横無尽に動き回り、縦への推進力が際立つそのプレースタイルが故に、世界トップクラスのボールハンターでもあるエンゴロ・カンテ(チェルシー、フランス代表)になぞらえて和製カンテ、と形容されることも。
本家カンテ同様、地球の3割の領域を未月がカバー出来ちゃう日がやってくるのもそう遠くはない。

18.松田天馬(まつだ・てんま)

昨年のリーグ戦ではチームトップとなる32試合に出場。シャドー、ボランチの位置で試合に絡み続けてチームのJ1残留に大きく貢献した立役者の1人。

両足でドリブルやパスを織り交ぜてチャンスシーンを演出、あるいは強烈なシュートをぶちかましたり、時には水を打ったような静けさを感じるくらいの冷静さでシュートを決めることもある、"ペガサスファンタジーアタック"の崇高なる使い手。

デュエルの強度も高く、巧みなフリーランで得点機をアシストすることもあれば、バキバキに鍛えた筋肉の鎧を纏って力強く華麗に走るその姿は、時に背中から大きな羽が生えているようにも見える。

ピッチを離れれば、ananのウェブ記事で紹介されるほどの親しみやすくて女性を虜にしちゃうような雰囲気を持つ優しいイケメンさんに大変身。
ベルサポさんの間でも、子ども人気と女性人気はすこぶる高い。

23.茨田陽生(ばらだ・あきみ)

大宮アルディージャから菊地俊介と入れ替わる(馬渡の時と違ってこっちが正式っぽい)形でベルマーレにやってきた天才肌のパサー

長らく柏レイソルでプレーしてきたこともあって黄色のユニフォームのイメージが強いが、主にボランチやたまに右サイドバックでプレーしたレイソル時代とは異なり、大宮ではシャドーの位置でもプレーしていた。
ベルマーレでも中盤の底やサイド、2列目などを任されることが多そう。

柏レイソルの育成組織時代のチームメイトだった指宿洋史、柏レイソル育成組織出身の後輩の中川寛斗もいるので、チームに馴染むのに問題はないはず。

24.澤田恒(さわだ・こう)

昨年の夏にドイツ4部のチームから逆輸入でチームに加入。
サッカー留学を行ってドイツへと渡り、現地のチームからの契約を勝ち取った、というとても濃ゆいフットボール人生を送っている。
加入直後のミニキャンプで重傷を負って現在はリハビリ中。
飾らない人柄でチームイベントやSNS、または馬入で澤田人気がちょっとずつ出ている。

28.鈴木冬一(すずき・といち)

昨季、高卒ルーキーとして加入しながらも、度胸満点のドリブル突破と左利き特有のセンスとボールタッチ遊び心満載のフリースタイルテクニックでサポーターを沸かせた新時代のムードメーカー。

チョウさんの騒動があっても尻すぼみせず、むしろ、自身の良さを前面に出そうとした反骨心と強い相手にもあえて抗い続けられる熱いハートも持っている。
終盤戦では杉岡大暉(鹿島アントラーズ)の負傷や梅崎司のコンディション不良もあって、左サイドの定位置を確保。
守備の際に相手チームから狙われることも多かったが、対応力の高さで守備技術の未熟さをカバーしてみせた。

ガンバ大阪から加入した谷晃生とは小学校の時からの盟友で、2人して先輩チームメイトを容赦なくからかっているらしい。

29.三幸秀稔(みゆき・ひでとし)

今季、J2のレノファ山口からの個人昇格を果たした、J2リーグ指折りのレジスタ

山口ではキャプテンを務めており、中盤の底の位置から繰り出される正確無比かつ鋭いロングパスまたはキラーパスを繰り出すプレースタイルから、"維新のピルロ"の異名を取っていた。
左右両足でボールを捌くだけでなく、ボールを奪う能力にも長けているので、山口では最終ラインの一列前のアンカーの位置で使われることもあった。

少女漫画によく出てくるイケメンキャラにピタリとハマりそうな容姿をしているが、かなり明るくておちゃらけた感じの性格らしく、ピッチ外の選手たちを盛り上げる役割も担っている模様。

30.柴田壮介(しばた・そうすけ)

ベルマーレの育成組織出身のセントラルプレーヤー。
ベルマーレユース所属時から2種登録でトップチームの試合に出場しており、ベルマーレ界隈で将来を嘱望されている若武者の1人。
J1デビューも果たしたが、その試合で食野亮太郎(当時ガンバ大阪、現スコットランド・ハーツ)とマッチアップしながらも決勝点となるドリブルシュートを許してしまい、天皇杯の試合ではハーフタイムを待たずして強制交代させられるなど、歯痒くて悔しい時間の方が多かったか。

サポーターからの絶大な支持を誇り、現在はベルマーレのフロントスタッフとして働く島村毅さんの愛着のある番号を背負って2年目となる今シーズン、育成年代時代の恩師の元、飛躍の1年にしたいところだ。

FW(フォワード)

9.指宿洋史(いぶすき・ひろし)

スーツを着せたらLDHのパフォーマーにいそうな外見をしているチーム最長身(196センチ)プレーヤー。
移籍1年目の昨シーズンは序盤戦こそ出場機会を得ていたのだか、中盤戦以降はメンバー入りすら叶わなかった。
しかし、浮嶋監督体制発足後は調子を上げて出場機会を増やし、J1残留の足掛かりをつくった。

本人は決して手を抜いているわけではないのだが、ベルマーレサポーターが望む長身センターフォワード像にほぼ全くと言っていいほど自身の特徴が当てはまらないため、サポーターの評価がとにかく分かれている。

11.タリク・エルユヌシ

ベルマーレ史上初のノルウェー人プレーヤーにして、現役のノルウェー代表フォワード。
ドイツ、オランダ、ギリシャなどでのプレー経験もある流浪のストライカーで、今シーズンのチームの攻撃のフィニッシャーを任されるのは間違いないだろう。

運動量が多く、両足でシュートが打てて、クロスに合わせるもよし、連携プレーを使うもよし、ゴール前でのポジション取りも抜群で、明確な得点源として起用すれば、ハズレ外人になる確率はガクッと落ちるはず。

湘南スタイルのフォワードに求められる守備意識と献身性もすこぶる高く、前線の位置から猛烈な守備を仕掛けた動画が拡散された際には「300%湘南スタイル」と称されて、サポーターの期待値をより上げることに成功した。

13.石原直樹(いしはら・なおき)

2008シーズン以来、12年ぶりにベルマーレに帰ってきた"復活のエース"
最初は無名の高卒ルーキーとしてベルマーレにやってきたが、2006年途中から2008年にかけて監督を務めていた菅野将晃さんが提唱した"湘南の頑張り屋さん"スタイルの元、その才能が開花し、2008年にはJ2リーグで18得点を叩き出した。

一度ベルマーレを離れたあとは大宮、広島、浦和、仙台でプレー。特にサンフレッチェ広島時には2度のリーグ優勝を経験。ザッケローニ監督時代には日本代表候補にも選出された。
今季で36歳になるが、細身の身体からは想像できない身体能力の高さと、フォワードとしてのプレーの引き出しの多さは、若い選手が多いベルマーレを存分に助けてくれることだろう。

ベガルタ仙台では"先生"という称号で通っていたようだが、帰還したベルマーレでは他の選手に、いしはら(広教)、も、なおき(山田)、もいるため、かつてのあだ名だった"タケ"が再び流行りそう。
(あだ名の由来は騎手の武豊に似ていることからきている)

17.大橋祐紀(おおはし・ゆうき)

中央大学在籍時に関東大学2部リーグでぶっちぎりの得点王に輝き、そのポテンシャルは日本代表級とも言われているベルマーレ近未来のエース候補。
大卒ルーキーとして加入した昨季は早い段階から出場機会を与えられ、J1第9節のサガン鳥栖戦でJリーグ初ゴールを挙げるが、その試合で膝に大怪我を負って2019シーズン終了となってしまった。

リハビリを頑張った成果なのか、今季はチームが始動したタイミングで練習に元気に参加出来ている。
大橋がメンバー入り争いに名を連ねるようになれば、チームの得点を奪う引き出しも自然と増えてくる。

20.岩崎悠人(いわさき・ゆうと)

最近は代表に選ばれたり選ばれなかったりという状況が続いているが、東京五輪世代のフォワードとして広く名が知られているスピードスター。

北海道コンサドーレ札幌からの期限付き移籍加入ということもあり、早いうちにコンスタントに得点を積み重ねることが東京五輪代表に選出される上で必要となる。

ラインブレイカーとしての能力も高く、良質なパサーが揃った今季のチームにおいては、チャンスシーンは限りなく増えてきそうだ。

いかかでしたか?

これにて2部に渡って書いてきた選手名鑑は終了となります。

最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました!

公式戦開幕まであと10日を切りました!
どんな闘いがベルマーレを待ち受けているかな⁉︎




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