湘南ベルマーレ背番号列伝シリーズ(28番編)

朝は大雨ですが、止みましたね。

本日は、個性色豊かな?歴代の背番号28を紹介します!

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MF 樹森大介(00)
MF 鈴木良和(01)
MF 本橋卓巳(02)
FW リカルド(03)
MF 中町公祐(04〜07)
MF 中村祐也(08)
MF 猪狩佑貴(09)
DF 松尾直人(10・11)
MF 村上聖弥(12)
MF イ・ミンス(12)
FW 武富孝介(13)
DF 福岡将太(14)
MF 神谷優太(16)
DF 石原広教(17・18)
MF 鈴木冬一(19〜)

樹森大介(2000)

初代28番は、専修大学から加入した樹森大介。

前年の天皇杯での活躍がきっかけとなって大卒ルーキーとしてベルマーレにやってきた樹森は、リーグ戦17試合に出場。

翌年は背番号を25番に変更します。

鈴木良和(2001)

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2001年に28番をつけたのは、静岡県の東海大翔洋高校から加入した鈴木良和。

高卒ルーキーながら開幕戦に先発出場を果たし、年間を通して主力として大車輪の活躍を見せた鈴木良は、ルーキーイヤーのこの年に43試合出場5得点を記録。

その堂々たるプレーぶりから、中田英寿を彷彿とさせるといった評価も受けていました。

2000年代前半のベルマーレの象徴的存在の選手で、

オーオーオー♫おーれらーの♫スーパーよしかず♫というチャントは、ベルマーレのオールドファンなら誰でも歌える(と思います笑)。

本橋卓巳(2002)

2002年に28番をつけたのは、横浜Fマリノスから期限付き移籍で加入した左利きのボランチの本橋卓巳。

1年間の在籍でリーグ戦の出場は15試合に留まりましたが、ベルマーレ退団後はサガン鳥栖、モンテディオ山形、栃木SCなどてプレーしていました。

リカルド(2003)

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2003年に28番をつけたのは、元コロンビア代表のハミルトン・リカルド。

プレミアリーグのミドルズブラで通算33得点を記録した実績をひっさげ、J1復帰を目指すチームの補強の目玉として加入しますが、12試合2得点と助っ人外人選手として全然振るわない成績を残してしまったリカルドは、わずか半年足らずでベルマーレを去ってしまいました。

中町公祐(2004〜2007)

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2004年から4シーズンに渡って28番をつけたのは、群馬県の高崎高校から加入した中町公祐。

"中田英寿以来の逸材"として加入したセントラルプレーヤーで、プロ1年目の2004年はリーグ戦11試合、プロ2年目の2005年はリーグ戦12試合に出場していました。

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整った顔立ちを武器に女性サポーターも多かった中町でしたが、プロ3年目の2006年はリーグ戦34試合に出場したものの、2007年はリーグ戦の出場が9試合に落ち込んでしまい、シーズン終了後に契約満了を言い渡されてしまいます。

翌年からは当時在学していた慶應大学のサッカー部に入部し、アビスパ福岡、横浜F・マリノスでは主力選手として活躍し、マリノス在籍時には日本代表候補にリストアップされるまでに成長した中町。
現在はアフリカのザンビアでプレーしています。

中村祐也(2008)

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2008年に28番をつけたのは、浦和レッズから移籍加入した中村祐也。

浦和ユース時代からその才能は高く評価されていたものの、故障の影響等で出場機会がなかった頃にベルマーレに加入。リーグ戦に5試合出場し、プロ4年目にして念願のJリーグデビューを果たしましたが、この時は主に中盤の位置が本職で、あまり目立っていたとは言えませんでした。

来シーズンの選手編成の話し合いの際に、「中村はよく練習するから、いつかは花が開く。」と菅野将晃監督(当時)からのお墨付きをもらって翌年もチームに残留することになった中村。

中村の才能が大きく花開くのは、次の年に入ってからになります。

猪狩佑貴(2009)

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2009年に28番をつけたのはベルマーレアカデミー出身の猪狩佑貴。

前年はJFLの佐川印刷SCに期限付き移籍していて、2年ぶりのチーム復帰となったこの年はリーグ戦16試合に出場し、主にスーパーサブとして躍動しました。

6月に行われたホーム札幌戦では、2-2で迎えた試合終盤に自身のプロ初ゴールでもある勝ち越しゴールを見事にゲット。
11年ぶりのJ1リーグ復帰を成し遂げた年の象徴的なゴールでもありました。

松尾直人(2010・2011)

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2010年から2シーズンに渡って28番をつけたのは、アルビレックス新潟から加入した松尾直人。

新潟やヴィッセル神戸、FC東京といったクラブにも在籍しており、キャリアのほとんどをJ1リーグで過ごした実力者ではありましたが、FC東京在籍時に負った怪我が湘南の地で再発してしまい、加入初年度の2010年はメンバー入りはおろか、練習にすら満足に参加できない状態に陥ってしまいました。

2010年のシーズン終了後に契約解除を申し出た松尾は、当時の反町康治監督からの説得を受け、もう1年ベルマーレでプレー。
負傷に悩まされながらも2011年の6月にようやく新天地デビューを飾るまでに回復しましたが、リーグ戦4試合、天皇杯2試合の出場に留まった松尾は、シーズン終了後にベルマーレを退団。

2010年のJ1で松尾さんが試合に絡めていたら、もう少しは勝ち点を取れていたかもしれません。
それだけの実力があっただけに、負傷が多かったのが本当に残念でした。

村上聖弥(2012)

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2012年にまず28番をつけたのは、産能大学サッカー部所属の村上聖弥。

特別指定選手として登録されますが、イ・ミンスが加入した関係で8月に登録を解除されてしまいます。

イ・ミンス(2012)

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2012年8月に加入したのが、清水エスパルスからやってきた韓国人のイ・ミンス。

期限付き移籍で加入したミンスは、リーグ戦3試合に出場。
期限付き移籍が満了した2012年シーズン終了後に清水に復帰しました。

武富孝介(2013)

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2013年に28番をつけたのは、柏レイソルから加入した武富孝介。

前年に所属したロアッソ熊本では14得点を記録し、その高い得点力を買われてベルマーレに加入。

年間を通して試合出場に絡んだ武富は、天皇杯の試合では自身初のハットトリックも記録。

背番号が28番、コウスケという名前もあってか、チャントは中町公祐のものを引き継ぎました。
翌年は背番号を39へと変更します。

福岡将太(2014)

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2014年に28番をつけたのは、東京の実践学園高校から加入した福岡将太。

リーグ戦・カップ戦での出場はありませんでしたが、当時、若手育成の一環で行われていたJリーグU-22選抜に登録されて、2試合に出場。

AKB48の代表曲、『恋するフォーチュンクッキー』のベルマーレverを作成した際は、ダンスの指南役として活躍しましたw

翌年は福島ユナイテッドFCに期限付き移籍を行い、その後栃木SCを経て、現在は徳島ヴォルティスでプレーしています。

神谷優太(2016)

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2016年に28番をつけたのは、青森山田高校からやってきた神谷優太。

高校サッカーの名門で10番をつけていて、"ゴールデンルーキー"として迎え入れられた神谷は3月のうちにJリーグデビューを果たし、プロ1年目のシーズンはリーグ戦16試合に出場。

ムラっ気が強かったきらいがあるが、ボール扱いの技術、セットプレーのキックの質の高さは既に群を抜いていた神谷は、翌年に背番号を7へと変更します。

石原広教(2017・2018)

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2017年から2シーズンに渡って28番をつけたのは、ベルマーレアカデミー出身のサイドプレーヤーの石原広教。

小学生からの幼なじみである齊藤未月と共に、試合出場に絡めるようにはなりましたが、2017年当時の石原はまだ頼りがいがなく、スタンドの声に反応してプレーを選択してしまうなど、未熟さが見られていました。

しかし、プロ2年目のシーズンに突入すると、カップ戦の試合からパフォーマンスが安定して、自信を持ったプレーを徐々に披露できるようになり、石原広は激しい上下動と強気な仕掛けで存在感を出せるようになります。

この年のリーグ戦ホーム最終戦の浦和レッズ戦では、大人の事情により出場できない岡本拓也の代わりに右サイドで起用されると、対面の宇賀神友弥に何もさせなかいハイパフォーマンスを見せて勝利に貢献。

翌年はアビスパ福岡に期限付き移籍を行い、苦しいチーム事情がありながらも年間を通してチームの主力選手として活躍し、大きな成長を遂げてチームに帰ってきました。

鈴木冬一(2019〜)

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昨年から背番号28を背負うのは、これまでの背番号28の系譜を全てを具現化したようなプレーをする(笑)、鈴木冬一。

高校生の時にセレッソ大阪の下部組織から長崎総合科学大学附属高校へと籍を移し、Jリーグの下部組織から高体連のチームと"移籍"。
セレッソ大阪の下部組織に在籍していた際には、J3リーグのデビューも済ませていました。

加入からまもなくして鈴木冬は、毎年恒例の福島ユナイテッドとのプレシーズンマッチで強気かつ巧みなドリブルの技術を見せつけ、ガッチリとベルマーレサポーターのハートを掴みました。

公式戦が開幕しても左右の両サイドで試合に出場し、良い意味で高卒ルーキーとは思えないハイパフォーマンスを見せた鈴木冬は、5月に齊藤未月と共にU-20W杯の日本代表に選出され、左サイドバックの位置で試合にも出場。

シーズン終盤は杉岡大暉の負傷も相まって、左サイドのファーストチョイスとして定位置を確保。残留争いのプレッシャーをさらりとかわすような躍動感を発揮した鈴木冬はリーグ戦22試合に出場し、チームのJ1残留の立役者の1人となりました。

今季もリーグ開幕戦で既に2アシストを記録しており、さらなる高みが臨める選手として期待が高まっています。

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