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神社とは違う!お寺の参拝方法をマスターしたい!

こんにちは。
稲田紗弓です。

前回の記事では神社での参拝方法を簡単にまとめてみました。パワースポットとして神社仏閣がありますが、実は参拝方法があやふやな人も多いのではないでしょうか。

私自身も神社の参拝方法は賽銭箱のところに「二礼二拝一礼」などと書かれているし、テレビでもパワースポット特集なんかの時に説明してくれていたので知っていたのですが、お寺では参拝方法が違うと知ったのはだいぶ大人になってからでした。

お寺のパワースポットは神社と比べると少ない印象がありますが、パワースポット巡りだけでなく、知っておきたい事だと思うので今回は簡単にお寺の参拝方法をまとめようと思います。

お寺ってなんだ?

お寺は仏様がいらっしゃる場所で宗派によってご本尊は様々だと思いますが、墓地が併設されているお寺も多い事から、ご先祖様に会いに行くという認識を持っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

私は生まれた頃から毎年、決まったお寺へお護摩祈願へ行っています。物心着いた頃から必ず行っていていたので、正直にいうと何のために行っているのかよく分かっていなかったんですよね。

19歳の頃初めての厄年で厄除け祈願をした頃くらいに、お参りすることが心地よいと感じるようになりました。

よくよく調べてみるとはっきりとは書かれていませんが、寺院への参拝は修行の一環でもあったようなので、失礼の無いように参拝したいですよね!

寺院での参拝方法

仏様がいらっしゃる場所なので、一般的には午前中がオススメされているようですが、それぞれの都合もあると思うので、神社への参拝と同様に心が落ち着いているタイミングで訪れるのが良さそうです。

山門で一礼

まずは寺院の入り口にある山門(さんもん)をくぐる前に一礼してから敷居をまたいで敷地内に入ります。

どうやらこの山門が神社で言うところの鳥居の役割を果たしているそうなので山門の中は『悟りの領域』という認識がされているそうです。

手水舎で手と口を水で洗う

ここは神社の作法と同じ様ですが、右手で柄杓を取って、左手→右手→口→左手という順番が決まっているようです。

寺院によっては手水舎が無いところもあるので、そういう場合は本堂へ直接進んで大丈夫なようです。

常香炉で体を清める

大きな寺院では必ずある常香炉は仏様へお香を供えて、その煙で心と身体を清める場所との事です。

ここで日頃持ちがちな欲求を一度手放して、素直な気持ちで仏様への挨拶をしに行けると良いですね。

梵鐘を撞く

もし梵鐘を自由に撞ける寺院の場合は必ずお参りの前に撞きます。

その場合は撞木(しゅもく=鐘を撞く棒のこと)を数回振って遠心力で撞きます。強く鳴らすというよりは音を出すくらいの気持ちの方が良さそうですね。

ちなみにお参り後、つまり寺院から出る時に梵鐘を撞くのは、縁起が悪いとされているので控える事が望ましいです。

お参りをする

お賽銭箱の前に立ったら、一礼をしてお賽銭を入れます。
ちなみに寺院でのお賽銭はお布施の為、金額は不問、また修業の一環と認識されていますので、投げ入れずにそっと入れます。

胸の前で合掌して、祈願します。
祈願が終わったら手を合わせたまま深く一礼をします。

神社では手を叩きましたが、寺院では手を合わせるだけの合掌をしますので、間違えないように注意が必要ですね!

最後に軽く一礼をして、後ろの方に順番を譲ります。

御朱印をいただいたりお守りやおみくじを購入

御本尊への参拝が終わったら御朱印をいただいたり、お守りやおみくじを購入します。

寺院への参拝は修行の一環として考えられているので、すべての修業が完了してからにします。

帰る際も山門で一礼

帰る際には山門を出る前に本堂へ向かって一礼をしてから、山門をくぐります。

寺院参拝は穏やかに仏様の感謝の気持ちを忘れずに

寺院へ参拝に行くのは仏様への感謝の気持ちを伝えると同時にご先祖様へのご挨拶という気持ちがあります。

日々の生活の中ではついつい忘れがちになってしまいますが、ご先祖さまから続いて、私たちが今を生きているんですよね。

生きる事は楽しい事ばかりでは無くて、辛い事や時には心が折れそうになる事に出くわすこともありますが、昔から続いてきて自分がいる事に感謝したいなと思っています。

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