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【温泉】大丸温泉「大丸温泉旅館」(栃木県那須町)

今日ご紹介するのは、那須温泉郷のひとつ、大丸温泉の「大丸温泉旅館」さん。

先週ご紹介した、同じく那須温泉郷の北温泉「北温泉旅館」さんから、車ですぐの場所にある。

標高1300メートルの高地。元禄4(1691)年に発見されたという、歴史の古い温泉だ。メタケイ酸を豊富に含む美肌の湯が、那須御用邸にも引き湯されているそうだ。部屋数は20室。予約が取りにくい人気宿だ。こちらに初めて日帰り入浴に伺った。

ここから歩く。
宿が見えてきた。
玄関。

玄関を入ると、券売機で料金を払って入場する。大人ひとり1000円。

受付で、温泉タオルと、大きめのバスタオルを受け取ったら、温泉を目指して館内を奥へと進む。館内は和のテイストで統一されており、おしゃれだ。

飲泉所
山駕篭。
女性用浴場入り口。

こちらのお風呂の売りは、一言でいうと、温泉の川を堰き止めて造った、野趣あふれる大露天風呂だ。

お宿のすぐ裏手に自家源泉(泉質は単純温泉)があり、豊富な湯量の温泉が湧きだしている。その温泉がとめどなく流れ、まさに自然の川を形成している。その川を、いくつかのエリアに堰き止めて、お風呂にしているのだ。その名も、「川の湯」。

一部、女性専用のエリアもあるが、メインの広いエリアは、混浴だ。混浴エリアには、男性も女性も、受付で渡されたバスタオルを巻いて入浴する決まりになっている。脱衣所はもちろん男女別。

混浴エリアでも、女性のみならず男性もバスタオル巻きなら、お互い恥ずかしくない。これは女性には大変嬉しいシステムだ。

早速、川の湯に入ってみる。

まず、その広さに驚いた。まさに、川なのだ。ドバドバとお湯が上流から下流へと流れていく。まさに、圧巻。これが全部、自然湧出の源泉なのだ。こんな温泉、初めて。テンションが上がる!

そして何より、その開放感。温泉の渓流を、たくさんの木々が覆い、まるで森のようだ。空気も澄んでいる。温泉の川に身をゆだね、眩しい緑と青い空を眺めて目を休め、マイナスイオンを心行くまで吸い込む。

時間が止まる。浮世のストレスなど吹き飛ぶ。心地よすぎて、一生ここにいたい、という気持ちになる。

以下のお風呂の写真は、全て公式ウェブサイトよりお借りしました。

白樺の湯(混浴露天)
あじさいの湯(混浴露天)
あざみの湯(混浴露天)
山ゆり(女性用露天)
石楠花の湯(女性用露天)

露天風呂が有名だが、広い内湯もあり、ゆっくりと身体を洗うこともできる。

桜の湯(女性用内湯)
笹の湯(男性用内湯)

自然と一体化しながら、身も心も解放し、リラックスできる幸せを味わった。

出発前に、ロビーで少し休憩させていただいた。

レトロ

ロビーの一角には、乃木将軍ゆかりの品々の展示コーナーがあった。乃木将軍は、こちらに毎年湯治に訪れていたということだ。

乃木コーナー

お風呂も館内も、混浴バスタオル巻きシステムも、すべてが素晴らしく、配慮が行き届いている。温泉ファンに人気があるのも頷ける。次は是非、宿泊で訪れて、「温泉の川」の、夜や朝の表情も楽しんでみたい。

素晴らしいお宿でした。お世話になりました!

お店の公式サイトはこちら。

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