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亀戸天神社の「鷽替(うそかえ)神事」に行ってきました!

本日(2022年1月23日・日曜日)、亀戸天神社(東京都江東区)「鷽替(うそかえ)神事」に行ってきました。興奮冷めやらぬうちに、レポートします!

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私は、恥ずかしながら、今年になるまで、「鷽替(うそかえ)」という行事について全く知らなかった。

つい先日、たまたまJALの飛行機に乗る機会があった。

そこで何気なく手に取ったJALの機内誌「SKYWARD」の特集が、この、「鷽替(うそかえ)」という行事についてだった。

この機内誌の表紙に、一瞬で、目を奪われた。「『木うそ』の世界」、という名前で特集されている。

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か、かわいい…!

何だ、これは?

機内誌を読み進め、さらにググっていくうちに、「木うそ」とは、木彫りでできた鷽(うそ)という鳥のお守りであり、「鷽替(うそかえ)」とは、「木うそ」を授与される、年に1度の神事であると分かった。

もともとは、他の参拝者と、「木うそ」を取り替えていたようだ。最近では、昨年のものを返納して、新しいものと取り替えるということで、この行事を「鷽替(うそかえ)」というようだ。

以下の「イベントチェッカー」というサイトに、この行事のことがわかりやすく説明されていたので、引用させていただこう。

うそ替えの神事は、旧年中の“凶”を祓い、新しい年の“吉運”を招き、開運・出世・幸運を得る行事。

“幸運を招く鳥”とされている『鷽(うそ)』の木彫りを神社に納めて、新しい鷽(うそ)に“とり(鳥)”替えることで、これまでの悪い事が『嘘(うそ)』になり吉運を招くとされています。

もともとは、多くの人が集まり互いに、神棚に供えておいた「鷽鳥(うそどり)」を取り替えて、凶事を“うそ”にして、幸運に替えることを願って行われたもの。
江戸時代のはじめ頃から始まったといわれています。

また、鷽(うそ)の字が學(がく)の字に似ていることから、学問の神様である天神様とのつながりが深いともいわれています。

私も、この、木うそのお守りを、是非、授与してもらいたい!

…という欲望が、抑えられなくなった。

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ところで、このJAL機内誌には、福岡の太宰府天満宮のものと、大阪の萩原神社のものが紹介されていた。

私の住んでいる東京で、この「木うそ」を授与いただけるところはどこか。

探すと、亀戸天神社、湯島天神社、五条天神社などがあることが分かった。

たとえば、湯島天神社のホームページはこちら。

湯島天神のように、大抵の天神社では、鷽替神事は、毎年、初天神である1月25日に行われるということが分かった。

今年(2022年)の1月25日は、火曜日だ。勤め人である私は、平日に、社務所が開いている時間帯に、神社に出かけることは難しい。

しかし、嬉しい情報を見つけた。

東京都江東区にある亀戸天神社は、通常、1月24日と25日の2日間、この行事を実施していて、さらに今年はコロナ対策で人流を分散させるため、追加で23日も実施するとのことだった。

そして、今年の1月23日(本日)は、なんと、日曜日なのだ。

これなら、私も参戦できるではないか!

俄然、楽しみになった私は、わくわくしながら、昨日の夜、眠りについた。

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ところが! 今朝は、油断して、かなり寝坊してしまった。

あわてて身支度をして、電車に乗り、亀戸天神社に到着したのは、もう正午前だった。

色々なブログに、かなりの混雑が予想され、長い行列ができるから、朝一番に並ぶのが良いと書いてあるのを読んでいた。しかし、今朝は、寒かったこともあってか、なかなか温かいベッドから出られなかったのだ…。

案の定、そこで目にしたのは、長い長い行列だった。神社の構内を、社務所をゴールに、ぐるりと反時計回りに一周するような形で、行列が延びている。

まさに、ディズニーランド状態だ。

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寒い中、みなさん、ご苦労様です…。

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行列の途中で、授与される木彫りの鷽の一覧表を目にした。既に、大きさ事に初穂料が異なる。この時点で、既に、7号、8号、10号は、売り切れていた。

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途中で、列に並んでいる人々に、注文書が配布された。どの大きさのものがいくつ欲しいか、これにあらかじめ記入しておくように、とのこと。効率よく運営するよう、工夫がされている。

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行列は少しずつ進み、ようやく、社務所が見えてきた。ここで、4つのグループに分けられる。各グループに2人ずつの巫女さんが、木うそを次々と授与していく。

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その手前には、過去に授与された木うそを返納するコーナーがあった。大小様々なサイズの木うそが返納されていた。

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さらにしばらく並び、私の番がきた。

こちらの木うそのグループから、参拝者の希望の大きさのものを、巫女さんがピックアップして、授与してくださるのだ。

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私が購入できたのは、13:00過ぎだった。並び始めてから、約70分くらいが経過していた。我ながら、よく辛抱したものだ。

本殿のお詣りの列も、けっこう長かった。

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私が亀戸天神社を後にする頃には、木うそを求める行列が、随分と短くなっていた。私が並びはじめたときの、半分程だろうか。並びたくない方は、午後からの参戦がよいかもしれない。ただし、希望のサイズの木うそが売り切れてしまうリスクはあるが…。

並ぶ方は、この、最後尾を示すプラカードを持った警備員さんを目印にどうぞ。

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自宅に帰り、早速、授与された、木うそとご対面!

私が授与いただいたのは、1号サイズ(600円)と2号サイズ(800円)をひとつずつ。親子みたいで、かわいい!

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別アングルからも、パチリ。

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そして、今日は、別途、御朱印もいただいた。「鷽替神事」のスタンプが押された、特別バージョンだった。さらに、アメちゃんのおまけ付き! こちらもかわいい!

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現地でいただいたパンフレット(表)。

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同じパンフレットの裏面。

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こちらは、授与された木うそと一緒にいただいた、由来書。右下に通し番号がついている。25日に抽選があり、当たると、金の延べ板がいただけるらしい。

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あー、楽しかった!!

前述のとおり、亀戸天神社では、明日と明後日(2022年1月24日と25日)も、また、湯島天神などでは、明後日の初天神の日(2022年1月25日)に、この鷽替神事が行われる。

平日にお時間のある方は、年に1度の縁起の良いこの行事に、お出かけになってみてはいかがだろうか。

ご参考になれば幸いです!

※亀戸天神社のホームページは、こちら。


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