「笑いについて」──東ブクロ少年の肩を持つ29歳現代文講師
このタイトルは壮大だ。
さらば青春の光として活躍する東ブクロが高校3年生のころに文集として発表したペラ1の金字塔である。
本論では、東ブクロ少年が書いたお笑い論に触発された29歳が、独自の視点のお笑い論を展開する目的で書かれたものだ。
したがって、東ブクロが放つ過剰な痛々しさと背伸びした文体への挑戦が、この論でもふんだんに盛り込まれることになるだろう。
東ブクロ少年は、お笑いには数種類あるという分類を試みていた。
この少年の慧眼は侮れない。
①面白くて笑う者②同調し