働く上で身に着けてよかった基礎スキル10個
こんにちは。さざぎしです。
私は中途でEC業界に飛び込み、EC運営・ECコンサルを経て、現在は小売企業のECマーケティングマネージャーをしています。
以前は、未経験からのEC業界入りで参考になる本をまとめました。
若干ですが各方面から反応があり、とてもよかったです。
今回は仕事をする上で、上司・同僚・部下の信頼を得て成果を出すために、過去振り返って自分が身につけて良かった基礎スキルをまとめます。
私は4-5年前までここに書いてあるようなことがほぼできなかったので、しばらくはかなり苦戦しました。あの時の自分に教えてあげたい気持ちで書きました。
現場担当として、頭打ちを感じている方の参考になれば幸いです。
※GAの使い方等、テクニカルな話は他でたくさんあるため除外しました。
ロジカルに思考する
当たり前だろ、と思う方ばかりかもしれませんが、意外にロジカルシンキングが苦手な人は多いので、これができるだけで、現場だと頭1つ抜ける印象があります。
もちろん感覚は大切なのですが、ロジカルシンキングがベースにないと、提案が通りづらいですし、再現性のある成果も残せないと思います。
また大体話がわかりにくくなり、コミュニケーションもスムーズに行かないので生産性も低くなります。
身につける能力は、「構造化」と「MECE」です。
私は思考すべき案件は全て「ロジックツリーに落とす」を嫌になるほど続けていたら、ある程度できるようになっていました。訓練あるのみ。
※ちなみに私はXMindを使ってロジックツリーを作っています。思考メモはもちろん、議事録作成にも使います。便利です。
試算する癖
そもそも、(仕事の)全ての判断基準は『投資対効果』に合うかどうかです。
なので誤解を恐れず言えば、やることのコストが不明で効果想定もない状態ならば、仕事になっていないとも言えると思います。
ざくっとでもいいので試算をして投資対効果が合うのかを確認しておくと、任せる側が安心できます。結果信頼されて自由度が上がり、成果を出しやすくなります。
身に着け方は、めんどくさくても毎回試算することです。
四則演算するだけなので、癖になりさえすれば意外にやれます。フェルミ推定をかじってみるのも面白いです。
抽象化して類似パターンを見つける
これは施策を考えたり、困ったときの解決策を探す際に役立ちます。
抽象化できないと、全く関連性のない事例を持ってきて参考にしてしまったり、都度具体的なhowがないと動けなくなりがちです。
身につけ方は、具体と抽象の本を読むのと、前述の通りロジックツリーを作りまくり、上下の関係を構造としてとらえられるように訓練することです。
他に選択肢がないか考える
「これやりたいんですけど」と言ってみても通らないことが多々ある方、いらっしゃると思います。
自分の過去の経験上、目的に対して解決策はいくつもあるのに、その中の一つに飛びついてしまっている可能性があります。事業としては、より投資対効果の良い策を選びたいのに、妥当性がわからないため通りません。
具体的には、なにか良い案を思いついたら『他に同じ目的を達成できる方法はないか?』を自問自答します。
そのひと踏ん張りが信頼に繋がると思います。
何をするにも、まずは目的を設定する
だいたい、目的次第で手段は変わるので、目的設定しないままに諸々スタートすると、後にひっくり返ります。
ちなみに生産性の指標は、「目的に対して進むこと」なので、目的が明確でない=生産性が無いことになります。
なので人に指示されたことだとしても、『目的は?』から考え始められる人は、周りから信頼される気がします。
「結論・理由・具体的には」の流れで話す
個人的には九九レベルで重要な基礎スキルだと思います。
通常、そんなに人は他のことに興味がないし、忙しいので、簡潔に伝えないと伝わらないです。また、コミュニケーションに無駄があると時間も浪費します。
身につけ方は、「結論・理由・具体的に」の流れで話す訓練をするだけです。
いきなり手を動かさない
なんとなく、やらなきゃいけないことをだらっと始めたくなりますよね。(今でも気を抜くと、私もこれです。)
ただ、全体像がわからないままに進めると、物理的に工数が足りなかったり、予定が立てられなかったりしますので信頼される仕事からは遠くなります。
対応は、まずは全体像を把握するために「全体の手順を考える」というタスクを入れます。
発生するタスクを洗い出して時系列に並べるイメージです。
この一手間を挟むだけで、業務効率が良くなり、結果的に周りからの信頼も高まると思います。
タスクを細かく分解して期日を決める
だいたい、やりたいことが進まない理由は、タスクが大きすぎるか、タスクの期限を切っていないのも大きな原因です。
なのでタスクは小さく分解して、全て日付を切ってしまいましょう。そうすれば意外に進みます。
極論自分の期限は守らなくても、いつ頃までにやるかがイメージできれば今までよりもマシになるはずです。
理想から入って現実に落とす
だいたい、今時点の現実的な解決策や案を考えてしまうと思います。
ただし、あくまでも目的を達成するのが仕事なので、まずは理想からスタートして、現状の制約条件を踏まえて現実とすり合わせます。
場合によっては制約条件を取っ払うことも選択肢になります。
できる理由を考える
普通にしていると、できない理由はいくらでも出てきます。高い目標を掲げられると、「無理だよ〜」とネガティブな思考になることもありますね。(あります)
ただ「どうしたらできるか?」を踏ん張って考えられる人は、頼もしく感じ、信頼できます。
もし本当にどう考えてもできないなら、ちゃんとできないことを伝えて、
・どこまでならできるか
・何が変わったらできるか
を明確にすると、話が前に進むと思います。
最後に
知ってるよ!というような内容が多いと思いますが、凡事徹底こそ力です。ご参考まで!
なお列挙したことを必ずしもやる必要があるわけではなく、一緒に働く人や会社のカルチャーにもよると思います。ケースバイケース。
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