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8月18日(2007年) 「甲府戦in国立」シリーズ完結

 何度も出た話題だけど、これで完結かな。

 2007年8月18日(土)、浦和レッズは国立競技場に乗り込んで、ヴァンフォーレ甲府とJ1リーグ第21節を行い、4-1で勝利した。

 前半、田中達也、永井雄一郎、鈴木啓太がゴールし、3-0で前半を折り返すと、後半早々に1点を奪われたが、その後失点はせず、63分に達也がこの日2点目を決めて突き放した。
 前節、首位のガンバ大阪との直接対決を制し、勝ち点1差に迫ったばかりで、この日G大阪が引き分けたため、レッズが首位に立った。

 前年のリーグ戦で小瀬スポーツ公園陸上競技場が17,000人というキャパと同じ入場者数を記録したため、安全対策や経営上の問題などから、この07年の「国立アウェイ」になったものだと推測された。
 僕のようなレッズ側のメディアにとっても、レッズサポーターにとっても、近いし交通費も安く済むので非常に助かる措置なのだが、甲府にとっては運営サイドもサポーターも大変だったろう。

 試合の後半、レッズの勝利がほぼ確定したころ、僕は「今日は何人入ったんだろう」と気になって仕方なかった。2万人程度だと、国立を使うが故の経費増を考えれば、収益としてはさほど変わらないだろうし、甲府サポーターに不便を掛けただけになってしまう。そればかり考えていた。
 後半の途中で発表された入場者数は36,756人。小瀬のキャパの2倍以上であり、通常のホームゲーム3試合分くらいの入りだったので、まずまずホッとしたのを覚えている。

 ちなみに「甲府戦in国立」シリーズ完結の記念に、国立関連のデータを挙げておこう。

 レッズがリーグ戦をアウェイの国立で戦ったのはこれまで通算37回で、相手を回数の多い順に挙げると、柏レイソル(11)、ヴェルディ川崎(8)、ジェフ市原(7)、ヴァンフォーレ甲府(4)、横浜マリノス(2)、ベルマーレ平塚(2)、鹿島アントラーズ(1)、FC東京(1)、名古屋グランパス(1)となっている。
 またレッズが国立をホームとしてリーグ戦を行ったのは通算22回。鹿島戦が4回と最も多く、次いでV川崎の3回となっている。アウェイ戦に比べてかなり少ないのは、2002年7月20日のコンサドーレ札幌戦を最後に国立を使用していないからだ。

 また勝敗が気になるところだが、まずホームでは8勝14敗と負け越している。02年までだから、時期的にはシーズンの成績とほぼリンクしている。
 一方、アウェイでは19勝2分け16敗と勝ち越しているが、02年までの20試合では9勝11敗となっている。

 総合すると、1993年から2014年まで、浦和レッズはリーグ戦を国立競技場で通算59回行い、27勝2分け30敗。最も多いのは柏の13回、次いでV川崎(東京V)の11回、市原の7回、鹿島の5回、そして甲府が4回と続いている。

 新国立競技場でリーグ戦を行うことはあるのだろうか。公式戦だと今のところ2勝なのだが(♪)
 
 さて、みなさんは2007年8月18日、何をして何を感じていましたか?

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