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あの日のわたしたち ~浦和レッズ30年~ 7月編

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「あの日のわたしたち」7月編です。 数年前のその日に何があったか、清尾淳が一番印象深い試合をコラムふうに毎日投稿しました。 その日に何を考え、何をしていたか、ファン・サポーター…
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#おもてなし

7月31日(1993年) 大敗のあとPK勝ち、五分のスタートに希望

 Jリーグ元年。浦和レッズは最初の大会である1stステージを3勝15敗の最下位で終わった。しかも第16節には、ホームの駒場競技場で鹿島アントラーズに敗れ、相手にステージ優勝を決められる、という屈辱も味わった。  前年のナビスコカップ予選リーグ5位、天皇杯ベスト4という成績から考えれば、優勝候補とは言えなくても中位で終わってもおかしくないと思っていた。  主力として獲得した2人のアルゼンチン選手が絶不調、相次ぐ選手のケガなどが不振の直接的な要因だと思われるが、当初は専用の練習場

7月4日(2009年) 歓迎ぶりにびっくり、勝ち点3が最大の「おもてなし」

 2009年7月4日(土)、浦和レッズはNDソフトスタジアム山形に乗り込んで、J1リーグ第16節を行い、3-2で勝利した。点の取り合いになる苦しい試合を、高原の絶妙のプレーで競り勝った。 後援会のバスツアーにも賞品  J2時代にシーズン初黒星を喫したことで記憶に残る山形だが、J1での対戦はこれが初めて。新幹線で現地に向かったファン・サポーターは、駅などでの「花笠踊り」の歓迎イベントや記念グッズの配付など、その「おもてなし」ぶりに驚いた。  何しろレッズ後援会のバスツアー(