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あの日のわたしたち ~浦和レッズ30年~ 7月編

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「あの日のわたしたち」7月編です。 数年前のその日に何があったか、清尾淳が一番印象深い試合をコラムふうに毎日投稿しました。 その日に何を考え、何をしていたか、ファン・サポーター…
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#サポーター

7月31日(1993年) 大敗のあとPK勝ち、五分のスタートに希望

 Jリーグ元年。浦和レッズは最初の大会である1stステージを3勝15敗の最下位で終わった。しかも第16節には、ホームの駒場競技場で鹿島アントラーズに敗れ、相手にステージ優勝を決められる、という屈辱も味わった。  前年のナビスコカップ予選リーグ5位、天皇杯ベスト4という成績から考えれば、優勝候補とは言えなくても中位で終わってもおかしくないと思っていた。  主力として獲得した2人のアルゼンチン選手が絶不調、相次ぐ選手のケガなどが不振の直接的な要因だと思われるが、当初は専用の練習場

7月9日(2017)サポーターそれぞれのWe are Diamonds

2017年7月9日埼スタ新潟戦。 7月最初のホームゲーム広島戦、関根貴大の劇的ゴールで久々に勝利したが、5日アウェイ川崎戦で1-4の完敗。不甲斐ない試合に荒んだ気持ちで等々力を後にした。チームバスを囲みミシャに抗議する者もいたという。 連戦となるこの日も、主導権を握りながら先制を許す苦しい展開。またかという空気が漂う中、それを打ち消そうと南ゴール裏から声を枯らす。74分阿部勇樹79分ラファエル・シルバの執念のゴールでなんとか逆転し、2-1で勝利した。 選手たちが一周した後