見出し画像

宇宙を漂う【2020/5/6】

今日でとりあえず我が家のゴールデンウィークは終わり。
と言っても、明日から夫氏が仕事に戻るだけで、わたしと息子氏は引き続き一緒に過ごすことになるのだが。
それでもこのゴールデンウィークの間は夫氏が頑張ってくれたおかげで、わたしの心は比較的穏やかに保てていたように思う。
夫氏よ、本当に本当にありがとう。

「ところで5月6日って何で休みなんだっけ?」と思いカレンダーを見てみると、振替休日だった。
5月3日の日曜日、憲法記念日の振替が今日になったという認識でよいのだろうか。
なんだか取ってつけたような、おまけ休日だなと思った。
ゴールデンウィークは祝日が多すぎて、もはや何がなんだかわからなくなりがちだ。

俳句をはじめたおかげで今日は何の日だか意識するようにはなった。
「◯◯の日」は意外に多く季語になっている。
その日を迎えると「一句詠もうかな」と思うものだが、気づけば過ぎ去ってしまっていて「また来年詠もう」となってしまうこともしばしば。
本当に、俳句はナマモノ、一期一会なのだなと思う。

息子氏は最近、宇宙にハマっているようだ。
「冥王星は太陽系の惑星じゃない」とか「土星は水に浮くくらい軽い」とか、豆知識をよく披露してくれる。
図鑑をひとりで読んでいることもあるし、一緒に読むことも多いのでわたしも非常に勉強になる。
図鑑一冊、丸々読み込むのにはかなり時間がかかる。
情報量がめちゃくちゃ多いので、眺めているだけでも多幸感を得られる。
いつまででも読んでいられる図鑑ってコスパがいいんだな、と気づいた。

夕方、雷鳴が聞こえてくると、息子氏が部屋の電気を消した。
懐中電灯を何処からか持ってきて、停電ごっこでもしているつもりなのか、部屋中を照らし歩く。
すると突然、「金星!」と天井に懐中電灯の光が向けられた。
そうか、ここは夜の世界なのか。
待てよ、それとも宇宙にでも放り出されたか。
暗闇の中で遠雷が響き、息子氏の声と天井の光だけがゆらゆらと揺れている。

ここに、いるんだ。

自分の居場所というものを強く意識した、不思議な体験だった。


■今日読んだ本


今日もよくできました。
明日ものびのびと生き延びよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?