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左右社の刊行書籍より、各タイトルごとに本文を一部無料公開しています。
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記事一覧

【試し読み】瀬尾浩二郎『メタフィジカルデザイン —つくりながら哲学する—』「はじ…

2024年9月20日より、哲学カルチャーマガジン『ニューQ』編集長の瀬尾浩二郎さん初の書籍『メタ…

左右社
2か月前
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【新刊】大塚ひかり『ひとりみの日本史』「はじめに」無料公開!

24年4月末、古典エッセイスト・大塚ひかりさんの最新刊『ひとりみの日本史』を左右社より刊行…

左右社
7か月前
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暮田真名『宇宙人のためのせんりゅう入門』特典シール取扱店

【特典シールお取り扱い書店様一覧】【北海道】 紀伊國屋書店 札幌本店 【東北】 紀伊國屋書…

左右社
10か月前
8

くどうれいん×東直子『水歌通信』サイン本取扱店

【サイン本お取り扱い書店様一覧】【北海道】 がたんごとん MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店 …

左右社
11か月前
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【無料公開】暮田真名『宇宙人のためのせんりゅう入門』/1日目◉未知との遭遇 より

〈目次〉 プロローグ 1日目◉未知との遭遇 2日目◉いろんな川柳を読んでみよう 3日目◉川柳…

左右社
11か月前
21

【無料公開】榊原紘『推し短歌入門』/「はじめに」&「本書の楽しみ方」

2023年10月末刊行、榊原紘『推し短歌入門』より「はじめに」「本書の楽しみ方」を公開。そして…

左右社
1年前
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【無料公開】はじめに/済東鉄腸『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』より

 日本に住みながらルーマニア語で小説や詩を書いている日本人の小説家。 この文章を見て「なかなか面白い〈設定〉だね!」と言ってくれる人はいるだろう。だけども「へえ、そんなことが実際にあるんだね!」と言ってくれる人、つまりこの文章を「現実」のものと思ってくれる人はいるだろうか。「いや、そもそもルーマニアってどこの国?」と言ってくる人の方が多いんじゃあないかと感じる。しかし、こんな問いかけをする俺自身がその「日本に住みながらルーマニア語で小説や詩を書いている日本人の小説家」なんだ。

【五刷記念公開】だれにでも礼儀正しい錦鯉さんと飲み屋に行かなかった日/枡野浩一

 芸人さんが短歌に挑戦するケースは目立つようになってきたが、歌人が芸人活動に挑戦するケー…

左右社
1年前
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【四刷記念公開】『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一…

枡野浩一さま  19歳で短歌を読むようになったときからずっと、枡野さんはスター歌人でした。…

左右社
2年前
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#02 余はいかにして川柳人となりしか/暮田真名

わたし暮田真名は今年25歳になる。 そういうと、だいたい「若いのに川柳をやっているなんて珍…

左右社
2年前
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#01 川柳は(あなたが思っているよりも)おもしろい/暮田真名

日本に暮らしていて、川柳が「五七五」であることを知らない人は意外と少ないのではないかと思…

左右社
2年前
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『まえがき』/瀬戸夏子『はつなつみずうみ分光器 after 2000 現代短歌クロニクル』よ…

 短歌を読んでみたいという人が増えてきている、らしい。ひとりの作者の短歌がまとまっ…

左右社
3年前
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【試し読み公開】漫画家の自画像

 日本の美術界のエリートが集う東京藝術大学。その卒業制作では、自画像が必修課題となってい…

左右社
3年前
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詩人の姉妹がウェイリー源氏に挑む/藤井貞和(「図書新聞」2019年10月19日 第3419号より)

 姉妹訳というところに、『源氏物語』にとってのある種の運命を感じる。訳者の詩人、森山恵さんと、私は旧知というか、以前に詩集『夢の手ざわり』(二〇〇五、ふらんす堂)をいただいて、はるかな歳月ののち、横浜での鮎川信夫展に遙々出かけたところ、偶然か、森山さんも観に来ていて、ご一緒に回ったあとの立ち話で、意を決したかのように、「いま、ウェイリーの『源氏物語』に取り組もうとしている」との告白だった。『源氏物語』と作家と、『源氏物語』と研究者との組み合わせは世に多くあるものの、詩の書き手