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左右社
2021年8月13日 11:13
セルビア、ベオグラード在住の詩人・翻訳家、山崎佳代子さんの連載。歴史や詩、そして山崎さんの出会う人々とともに、ドナウの支流をたどる小さな旅。今回の舞台は水の出会う町ヴァリェヴォからはじまります。*** 6月の初め、ターラ山へ旅に出る。コロナ禍の感染者の数が減少し、規制が緩和され、移動が楽になった。まずヴァリェヴォを訪ねた。ベオグラードから92キロ、車で約一時間半かかる。町に入ると、白い壁の