生きること＝がんばること

「生きてるってなんだろ、生きるってなあに？」
山本文緒さんのエッセイ、
『再婚生活　私のうつ闘病日記』にあったことば。私は、生きるってことは、がんばることだと思っている。

何をがんばるのか。

眠りから醒めること。
布団から出ること。
水筒に白湯を入れること。
眉毛を書くこと。
家を出ること。
満員電車に乗ること。
授業に出席すること。
「おはよう」って言うこと。
猫背にならずに歩くこと。
周りのキラキラオーラに負けないこと。
お昼を食べる場所を確保すること。
ごはんをちゃんと食べること。
課題をこなすこと。
なるべく笑顔でいること。
お菓子を食べ過ぎないようにすること。
お酒を飲み過ぎないようにすること。
家に帰ること。
着替えること。
歯を磨くこと。
顔を洗うこと。
化粧水をつけること。
リビングで寝落ちしないこと。
電気をつけっぱなしにしないこと。

書いてみると案外しょぼい。けど、今の私には、とてもむずかしいことも含まれていて、もう、それらをクリアすることは無理だと思っている。

がんばれないということは、がんばってないということで、それはすなわち生きていられない、っていうことになるのだと思う、私の図式では。

なかなかしんどいです、がんばれないのは。
なかなかしんどいです、死ねないのも。

どうしたらいいのかはまったくわからない。けど、どうせ生きるなら楽しく生きたほうがお得だと思う。がんばらなくても生きてていい世界線って、あるのだろうか。また私はがんばれるようになるのか。でも私はもう、つかれてしまった。

生きるってなんだろ、生きるってなあに？