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大好きな彼にも、昔ほど好きじゃないダンナにも見せて、自分自身では見ない、そりゃあ、なんだ‼

この世の中には、実に理不尽なことが山ほどありますね。
その一つが、多くの女性たちは自分自身である〝膣〟を見たことがないし、見ようとも思わない、ということ。

大好きな彼や、そんなに好きでもないダンナには見せるのにね。

なんて、えらそーなこと、言っていますが、あたしだっておんなじです。
今年、はじめて見れたんです。
年齢、言いたくないけど…55歳です。

どういうわけか、見るのが怖かったんです。
自分自身以外の何物でもないのに。


口の中、目、鼻や耳の穴、全身の皮膚、そして〝こころ〟が渇いていませんか?


あたし、俗にいう更年期症状を自覚することがそんなになかったのかなあ。
「症状がなかった」のではなくて
生活に支障をきたさない程度の症状はあったのです。
ただ、症状があるという「認識がなかった」。

全身の皮膚が「やけに最近、乾燥するなあ」と思ってはいた。
口の中、目、鼻や耳の穴も乾いてる感があり、
頭皮も固く乾燥していて・、
やがて、「あれ、膣が乾いているかも⁉」って。

それでも、自分のからだの変化より外の世界の事が気になってしかたなく
(と、今のあたしは思う)
気が付けば、55歳の春を迎えていました。

そのとき、今までと違う仕事をしたくなったんです。
本を作る、ということは、同じなのだけれども、
ただの〝お筆先〟というところから一歩、足を出してみたい。

ふだん自分が感じるギモンを見つけに行きながら、
気が付いたら「こんな本、できました」みたいな。
〝お筆先〟であるあたしの息づかいと、読む人の息づかい、
線引きがあいまいで、ことばが、読者のなかにすぅーっとしみ込んでいく、ような本をつくる、そういう仕事をしてみたい。

それプラス、これからは人生100年時代。
病があっても痛みがあっても「生きていてよかった」と思える何かを
探すおひとは、ますます増えていくだろうと考えて
あたしなりに出した答えの一つが
「生」は「性」だろうと。

そんなわけで、「膣ケア」の第一人者たつのゆりこ先生の
セッション(膣トレケア~膣から始まる女性のトータルケア)を受けようと、
ビボーン助産院・東京分院をたずねたんです。

枯れて、たるんでしまった自分自身がいた‼


問診票の質問に答えを記入しながら、あたし、「先生は本の出版にご興味ないですか?」と言ったら、たつの先生は笑って「あんたねー、他人のこと、ばっかり考えないで、もっと自分を大切にしなさい」って。

「あなた、鼻の穴も、耳の穴も、目も乾いてるって、問診票に書いてくれてるけど、たぶん、膣も相当かわいてると思うよ」
たつの先生にそう言われました。

というのは、目、鼻、耳、口、膣、肛門、頭皮これらは深くかかわり合っているからなのだそう。

事実、このあと、自宅で膣のセルフケアをやるようになって
自分の膣を見ることになるのですが、
はじめて見たときはやはりショックでした。
解剖図のように美しくはなかった。

ただし、セルフケアをちゃんとしていくと
きれいになっていくんです。

からだは、「いつもありがとう」ってなでなですると
ほっとしてリラックスします。
愛情をかけてケアすると、応えてくれるんですね。

そのあたりのことは、また後日お伝えできたらと思います。

内診のようで内診でない膣ケアトレ

膣ケアトレって、実際、どうなの? って
同年代の、女子たちに聞かれるんですが、
「婦人科の内診をうけているみたいな感じ」って、
あたしは答えるんです。

なんか、あえいじゃったらどうしようっていう
恐怖感を持っている人もいるので
「内診みたい」って言うんです。
そう言うと、怖がっている人は安心するので。

けど、ホントは内診なんかではないんですよ。

たつの先生の、膣ケアトレのコースのなかにはいくつかのケアが組み込まれています。
そのなかに、アーユルヴェーダで言うヨニ・ピチュというのがあります。
膣や子宮にあたためたオイルを入れて行う施術なんですけど
オイルがあたたかいから気持ちいいんです。


イメージです。


はじめて受けたときは
「からだのなかで変化が起きるから、それを感じてみて」
たつの先生に言われた通り、体内部に意識を集中していたのですが、
あたしの膣、カラカラになっていて
硬くなっているんじゃないかなーって感じました。

そしたら、たつの先生が
「あなた、がんばってきちゃったねー。
仕事できる人ほど、そうなのよ、自分のこと、二の次にしちゃうのよねー。
でも、あなた若いから、これからケアしていけば
だいじょうぶ、カレシもできるよ」って。

そんな言葉の魔法も聞いたのでしょうか。
帰りの電車のなかで、ぐっすり寝てしまい、
乗り換えるはずの駅を乗り過ごしてしまいました。

ホームワークは、膣を含めたオイルマッサージと、鼻のオイルケア


先生からはお肉はなるべくなら控えたほうがいいとご指導受けました

たつの先生は、定期的に膣ケアトレを受けるだけでなく、
「日常生活のなかで膣と膣にかかわる部分のセルフケアをやったり、ライフスタイルの修正が大事」という考えをお持ちの先生なんです。

はじめての膣ケアトレを終え、たつの先生からは以下の宿題が出ました。

・お風呂につかりながら、鎖骨周りと背中(腎があるあたり)、お腹、股関節、膝の内側、そしてかかとをオイルマッサージし、なで洗いする
・人肌に湯煎したオイルをたっぷりしみこませたコットンを外陰部に当てる
・鼻のオイルケア

なぜ、鼻のオイルケアなのかというと、
あたしの鼻の粘膜がカラカラで、ちょっと痛いくらいでした。

アーユルヴェーダでは、鼻と女性器は深いつながりがあると考えられています。また、鼻は「脳の入口」とも言われれるのだそう。
鼻がつまっていると頭がぼーっとするなど、
脳の働きがいまひとつ、という状態になっちゃう。

その結果、ストレスを呼び込み、
心も膣もささくれだってしまう *膣と精神状態は深いかかわりあり
ことになりかねない。

というわけで、鼻のオイルケアを宿題に出されたのですが、
それを実践するなかで、おもしろい発見がありました。
次回以降、そのエピソードをお伝えしたいと思います。

本日は、最後までおつきあいくださり、
ありがとうございました。



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