#146「あなたが追い払いたい鬼は?」(キャリコンサロン編集部)
暦の上ではもう春。立春の前の日は季節のわかれめ、ということで節分。昔から「鬼は外福はうち」とまめをまきながら邪鬼をおいはらうという習慣がありますよね。それにあやかってか、今回のお題は「あなたが追い払いたい鬼は?」うーーーーーーーン…難しい…
鬼って
鬼っていうと、乱暴で、怖い。残酷で血も涙もないようなイメージですよね。あとは、「仕事の鬼」というように、熱中して他のことが見えなくなる感じ?追い払いたい鬼といわれたら何だろう???
泣いたあかおに
私の中で鬼といわれてイメージするのは小学生のころ教科書にでていた
『泣いたあかおに」
心優しいあかおには人間と仲良くしたいと思っていました。
お茶やおかしを用意して待っていても人間は恐ろしがって来てくれません。
それを聞いた仲良しのあおおには、「自分が村で暴れるから、自分をやっつけて、人間たちを守るんだ!」と提案します。作戦は成功します。その後あかおにの家には人間たちが遊びにくるようになり、仲良くなることができました。しかし、その後あおおには姿を見せません。心配になって家に行ってみると貼り紙が…「乱暴な鬼である自分と仲良くしていると君も同じように思われてしまうかもしれない。だから、自分は遠くに行くよ」と。
それを見てあかおには泣き崩れるのでした…
小学生の私もこれを読んで泣いたのを覚えています。
「あおおにさん、かわいそう」
いろいろなことを考えさせられます。
外見で判断すること
固定概念で物を考えること
人のために自己犠牲を払うこと…
今でも読み継がれている作品は多くのメッセージが隠れていますよね。多様化の現代、偏見を持たずに共生する社会を目指す。そんなふうにも読めます。
というわけで、私が追い払いたい鬼は「鬼は追い払うものである」という概念かな。
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