マッチングアプリ -予想外だった彼の提案①-
プレゼントですっかり浮かれている私に
年上の彼から
メッセージが届いた。
「次に会う時に、一緒にお祝いをしよう」
ちょうど飲食店も再開し、
街は少しづつ以前の雰囲気を取り戻している。
ちなみに、ブログ上で”彼”と書いているだけで
付き合っているわけではない。
(以下、T氏と呼ぶことにする)
ちなみに私が現在住む国は日本と違って、
告白の文化はない。
T氏はここでは外国人。
告白の文化があるのかどうか、気になるところだ。
私はT氏との次のデートで、
お誕生日おめでとう
こんな言葉を受け、
続いて
告白でもされるのかな
密かにそんな期待を抱いていた。
数ヶ月ぶりの飲食店の再開。
どんなお店に行くのかとても楽しみだった。
そしてその期待はみごとに
裏切られるのだった。
待ち合わせの場所に行くとT氏がいた。
いつもの街散策。
その途中、
いくつかのレストランを通り過ぎ、
1時間くらい歩き、
疲れたなと思った時、
中国食材店にたどり着いた。
「ちょっと入ってみよう」
入るなり、
T氏からの提案を受けることになる。
「ここで何か買って、家で食べるのはどう?」
T氏が嬉しそうに手に持っていたのは
味の素の冷凍餃子だった。
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