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歳を重ねて。
ついに9月末に30歳になりました。
いざ30になってみて思うけど、何も変わらない。
逆になんだか吹っ切れた感じがする。
「なるようになるか〜」って思えるようになったし、自分の好きに生きていこうって思うようになった。29の時はすごく焦ってたのに。
特に何か出来事があったわけでもないのに、年齢の呪縛って恐ろしい。
そもそもなんで年齢で判断するんだろうって最近特に思う。
「35越えると結婚・出産は難しい」とか「30代までには貯金がこのぐらいとないとダメ」とか。わたしの仕事が人材系だからこそよく思うのだが、経験や能力(人間力も含む)でもっと人を評価してもいいんじゃないかと。あと年齢だけじゃなくてジェンダーもそう。
ビジネスとして、組織として、言いたいことはわかるけどそれだけで決めてしまうのはなんだか寂しい世の中だなぁと日々思ってしまう。
時代もあるのかなぁ。わたしの力ではどうにもできないんだけどね。
話変わって、、
高校からの親友が誕生日当日に連絡をくれた。
「15歳のときにであって、10代、20代、30代と一緒にいて、人生の半分一緒にいることになるんだね。」と。
いざ数字にしてみるとすごいなぁと感心した。
彼女はいつも言葉のチョイスや考え方が素敵でそこが好きだし尊敬してるところでもあるんだけど、やはり親友に言われるととても嬉しいし感慨深い。
誕生日って、昔はたくさんの人からお祝いしてもらえてすごくワクワクしてたけど、歳を重ねるにつれて祝ってくれる人も減り、そもそも誕生日自体認識されてなかったりして。
誕生日って今の自分の価値がわかる指標みたいな感じで年々とても苦手だ。
ワクワクしてた誕生日が寂しいものになるなんて小さい頃は思ってなかった。だからここ近年は普通の日、と自分に言い聞かせるようにしてる。
そして、そんな誕生日にわざわざ連絡をくれる人を私はこれからも大切にしようと思うようになった。というより、大切にすべき人なんだと思う。
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20歳から考えるとこの10年って短いようで長かった気がする。
私の中ではすごく濃くて大事な10年だったとおもう。
私は新卒で販売の仕事をしていた。
もともと就活では航空系の会社を受けており、なかなか決まらず
ふと合同説明会で出会った某アパレル会社にご縁があった。
今思うと本当に視野が狭かったんだとおもう。
航空系を志したのは高校生の時で、大学の学部選びもその仕事に就くためが第一の理由だった。なんでそこまでやりたかったのか考えても、憧れ以外の何者でもなかった。
販売の仕事をしている時は百貨店の中できたお客様に対して接客して、接する人もお客様と百貨店の人と一緒に働くスタッフのみ。
かつ、私は生まれてからずっと神奈川で過ごしていて、前職の仕事もずっと神奈川で外に出たことがなかった。
狭いコミュニティの中で、その世界が全てだと勘違いして生きてきた。
(もちろん海外に行くと世界は広いな〜って思ってたけどそれは異世界にいるときだけ感じるもの。帰国して日常に戻るとただの日常なのである)
それがダメなわけではないし、当時はそれはそれで楽しかったし、大好きで大切な同期にも恵まれ、結果入社してよかったのだが、今思うともう少し視野を広げて就活をすればよかったと後悔することもしばしばある。笑
ただ、現職に転職してから私の考え方や志向性、人間的要素もだいぶ変わった。これは自分でも思うし、他の第三者からも言われるので本当に変わったんだと思う。まさにターニングポイントかと。
前述のように私は人材の仕事をしているので、様々な年齢、立場、職業の方とお会いする。その人の仕事の話だけでなく、育った環境や学生時代の話、どんな志向性なのかまで話を聞くので、本当にいろんな人がいるなぁと日々刺激を受けている。
また一人暮らしも転職のタイミングでして、都民になり、一人の時間を持てるようになったことで、自分の行動範囲も広がったし、交友関係も広がった(気がする)
楽しかったことだけでなく、大好きな後輩の突然の別れや体調を崩して入院したり、精神的にやられてしまったこと等、辛かったこともたくさんあった。
自分のみるもの、触れるもの、感じるものが変わるだけで、こんなにも人って変わるんだなぁと思うし、今の私があるのはそんな模索し続けた20代があるからなんだなぁと思う。
パーソナルな話だけど、以前の私は甘えん坊で誰にでもいい顔して自分がなかった。常に人の顔色を伺っていた。まさにイエスマン。
でも今の私は自分のいいと思ったものはいいと言えるし嫌なものは嫌と言えるようになった。本当に強くなったと思う(笑)
自分で自分をご機嫌にできるので、1人が楽しくて仕方がない。
1人でお散歩したり、美味しいものを作って食べたり、読書をしたり、映画を見たり・・・
これだからお一人様が加速して結婚から遠ざかるんだけど(笑)
でも今の、30歳になった私は、それでもいいと思えている。
他人に依存して他責にするよりも、自分の人生は自分で豊かにして行くほうがはるかに良い。
全部自分次第なんだと。
ただ、自分だけでここまでやってきたわけでは全くなく、
大切な人にたくさん出会えたからこそ、今の自分があるのは確かな事実である。
30代、自分らしく、楽しく、生きていきます。
o(`ω´ )o
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