自分と漫画
人生観って色んなモノに感化されて形成されるモノだと思う。大半の人はそうだと思いますが。そんな訳で少ないですが「#私を構成する5つのマンガ」というお題をやってみる事にする。
【機動警察パトレイバー】
30代後半なら囓ってる人多いと思います。ただのロボット漫画ではない、とてつもなく深い部分を青春ドラマに乗せて描かれている名作。もちろんロボットもカッコイイんですが、私は人間ドラマが面白いと思う。1980年後半から1990年中頃まで連載されていたのに、この令和の時代でも共感できるシーンが沢山ある。
特に自分が感銘したのが、後藤喜一という隊長さんが警察官の在り方について語るシーン。
「基本的に我々の仕事は手遅れなんだ」「だから覚悟が必要」
確かにそうですよね。警察というのは基本的に事件があった後、活動を始めます。犯罪予防という面では事前に活動もしていますが、何もしていない民間人を終始監視するとなると、風邪をひいていない身体に風邪薬を打ち込む様なモノ。だから手遅れ。だから覚悟が必要。
自分の仕事に置き換えると色々考えさせられるお言葉です。
【ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師】
1990年代に盛り上がりましたね。去年くらいだったか、久々のアニメ化も面白かったです。数あるブギーポップシリーズの中でもこの「ペパーミントの魔術師」だけは今でも心の中にあり続けますね。それだけ読んだ時の印象が凄かった。
作中でブギーポップはこう語ります。(だいぶ端折ります)
「世界平和こそ、人類を確実に滅ぼす事のできる世界の危機」
物語を読めば理解できると思います。確かに完全な世界平和が完成されてしまうという事は、それ以上進歩する必要のない世界(優劣も競争もなくなる)。努力や進歩を放棄するという事は、極端な話、死すらも受け入れるということ。その延長線上に着実な人類滅亡が待っている。という語り。
人間というのは少なからず努力や進歩をするモノ。生きている限り生存本能により微量ではあってもレベルアップする仕組みになっています。それを放棄するという事はもはや生命ではなくなる。よって世界は平和になるべきではない、という考え。
はじめに読んだのは中学生くらいだったか。思春期厨二病真っ只中な時にこの考えに触れたおかげで今でもこの考え方を根っこに持っています。今は一歩進んで「平和=滅亡、だから完全平和になる必要はない=仕事で憎い人がいても仕方ない」みたいな考え方してます。
この本を読んでから、アイスを買う時はミント味ばかり買う様になり、ミントのアイスを食べるたびにこの事を思い出しますw
さて5つもなかったので2つで切り上げます。後書いていて思ったけど、考えをアウトプットするのがこんなにも難しいとは…。ダラダラ書いてしまって申し訳ない。ここまで読んでくれてありがとうございますorz
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