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大掃除シーズン必見!50着以上捨てなきゃいけない服があって困り果てた人のための社会貢献の方法

私の苦手なことの1つに「捨てる」があります。

高校生のときから古着フリークだった私は、何かと良いと思う服を見つけりゃ買い、そして「もう着ないけど物理的に着れなくはない」という服を溜め込んできました。(いや古着のせいでなく「すてられない」特性がそうさせているかもしれないな。)

そもそも「捨てる」ってめっちゃ面倒だと思いませんか。燃えるごみ?燃えないごみ?これは資源?え、これは回収されない資源ごみ?ってごみ1つで悩むこと数十分みたいなことはざら。

特に服の場合は捨てるとなると面倒なものだなと思います。汚れや破損がひどい場合は燃えるごみで処分できる自治体が多いと思いますが、そうじゃないものは回収拠点に持っていくことが多い。私が住んでいるエリアはそうです。

で、これが仮に50着、いや、100着くらいあったらどうですか。どう運べばいいんだろう…みたいに絶望した気持ちになりませんか。

いや、でも、私が好き勝手買った服だけでないものもあるんです。

例えば、ちょっとしたイベントで買うことになったり配布されることになった、イベントTシャツとか。

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画像はイメージです。
あっ、ピノキオプロジェクトのTシャツは捨ててないよ。

結構ためがちじゃないですか?ロゴとか入ってるやつ。高校生とかだと文化祭のときにつくるクラスTシャツみたいなやつ。実際に高校の時の文化祭Tシャツが出てきたときは泡吹いて倒れそうだったわ…あれって高校だけかと思ったけどその後も続くからな。ひっくり返してみたらその手のものは10枚以上あった気がします。

それ以外にも例えば一方的にもらってしまったファッション雑貨とか。お土産でもらったりとかしてね。ミニバッグとかさ。服だけじゃないものも。

なんなら結婚したら、夫もいらん服が沢山あって、こりゃたまげたどうしよう、となったわけです。もえごみの日にゴミ袋5袋くらいの服を捨てるのはなんとなくエコじゃないな…罪悪感すらする。

と人生で悩み続けて本当に100着くらいのどうでもいい服を溜め込んだのは私です。

で、拠点に持っていけないから無理だーどうしようーと思っていたところ、良いものを発見しました。

それが、古着 de ワクチンというやつです。

こういうニーズ結構あるんじゃないの?と思ってめっちゃ探しました。

条件として

・ネットで申し込みしたい(電話受付のものが多い)
・注意事項が複雑じゃない(配送、梱包方法、NGがなことなど)

という2つの条件のものを探しました。

実際にここはネットですぐ申し込みできます。1つあたり3000円なので、ネット決済すればOK。なのですぐ申し込み完了。

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数日後、ポストに入っていた謎の小包を発見しなんじゃこりゃと思ったら梱包キットが送られてきます。

しかも配送員の人から直接受け取らなくて良いのが最高。受け取りが楽って重要。しかし小さいな…と思いつつ、この梱包キットをあけると

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右にあるものがその服を詰め込むものらしい。

で、開いてみますと…めっちゃでかくてびっくりした(その当時の写真は消えた、ごめん)。柔らかいクラフト紙みたいなものかな。ひとまず服をつめこみ…「玄関でやるのがよい」という注意書きもあったので、後日玄関へ移動…

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右にある空き箱は、2リットルペットボトル✕12本が入っていた箱です。

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こんな感じ。外側の線のあたりまでつめこめます。数日玄関が服で埋もれました。

そして梱包。

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不器用の極み大公開です。こんなぼっこぼこな梱包で持っていってもらえるのか不安すぎる気持ちとともにクロネコヤマトの集荷依頼。

そしてお兄さんが軽々と後日持っていってくれました。臨場感伝わりにくいかもしれないけど、100着ほど入ると書いてあった注意事項の通り、本当に100着くらい入りましたし、要らなくなったバッグとか、買ってみたけど履かずにいた靴とかも入れることができました。薄い素材だったけどとっても丈夫!

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梱包をしていくにあたって、「またWebページみて入れちゃだめなもの確認しないとなー」なんて思って面倒な気持ちになっていました。キットの中に改めて注意事項が入ってあるのがすごく良かった。わかりやすいです。

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このチラシが、梱包する側の体験をすごく想像しながら作られたものなんだなぁってわかってすごく素敵だった。

しかも、入れて良いものが多い!一部抜粋。

衣類、バッグ、靴、帽子、ベルト、サングラス/伊達メガネ、未使用品の贈答品のタオル、アクセサリー、ネクタイ、マフラー、ストール、スカーフ
・紳士服、婦人服、子供服すべてOK
・洋服以外にも着物、ユニフォーム、作業着、スキーウェア、ベビー服OK
名前や会社のロゴが刺繍されていたり、書かれていても大丈夫
スーツ上下バラバラOK

常識の範囲で汚れ破損がひどいものはだめ、下着NGとかは常識の範囲だなと思うし、NGのものもしっかり明記がありますが、「会社のロゴが書かれてもOK」「ユニフォームOK」とあるあたりがめっちゃ親切すぎる。これらが数年後ゴミの山になっている人多いんじゃないですかね?

とにかくめっちゃ楽だったし、捨てることの罪悪感というマイナスから、何かのお役に立てるのかもしれないという、ゼロをこえてプラスに働く気持ち、本当にすがすがしい!ありがたいなー。みなさんもぜひしてみてほしいです。

実際にこれらがどう使われるのかというのも丁寧に冊子が。どういう形で使われるのかが書かれてました。

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最後に、同封されていたこのメッセージが素敵でした。

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もともとはリクルートライフスタイルから生まれたものらしいですね。元eyeco編集長の猪狩さんのメッセージが添えられており、現在の運営元の日本リユースシステム株式会社に思いが引き継がれているというところも、このメッセージでわかるのがすごく素敵でした。

古着処分での寄付は実際には他にもあるのですが、ブランド品買取からの、その売上の一部が寄付、というものは多いです(弊団体もそのシステムで応援してくださっている方がいます。ありがとうございます)

でも、処分したい服って、大体シーズン終わり、流行終わり、なんなら売れもしないけど処分するにはもったいないものが多い

それらが何か新しい価値に化けて誰かのお役に立てる仕組みを作れていることが本当にすごいなと思いました。

一方で、この古着deワクチンをするうえで支払った3000円と、お送りした服がどのようになっていくのか、処分させてもらった立場で偉そうなことは全く言えないことを大前提に、どう使われていくのか追うことで、同じようにこれを活用していく人が増えるのだろうと思います。

寄付をするという行為は、その団体が信頼ある団体なのか、一般人からみて判断するのはなかなか難しいなと、寄付をする側になってみて改めて感じました。顧客体験ならぬ、知らない団体への寄付体験は初めてかもしれません(実際に今応援している団体なんて中の人知ってるし)。

とにかく、実際にやってみて気軽な応援の仕組みがここまで丁寧に設計されていることにとにかく感銘を受けました。非営利法人を経営している身としても勉強になります。

興味ある方は大掃除前にぜひしてみてほしいですし、一緒にこの活動を応援していける人が増えたらいいなと思います。

追伸:ユニクロと無印の服で処分するものは、後日店舗に持っていきます。これは手でもっていけるくらいしかなかったのでありがたいです。

👕おしまい👗

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