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『我が逃走』 –どうして旅をするのか−

まいど!調子どうすか?

「お前誰だよ!」
「知らねえぞてめえのことなんか!」

というアツい声にお応えして、自己紹介させていただく。まずは簡単に。

【年齢】25歳(1997年生まれ)
【住所】不定
【職業】無職(旅人)
【趣味・特技】柔道、ブラジリアン柔術、読書(原田宗典、村上春樹、C・ブコウスキー..ほか)、DJ、ヨガ、逆立ち
【好きなもの】「岩合光昭の世界ネコ歩き」、ユルい音楽、一人の時間、木漏れ日、旅先で迎える晴れた朝
【長所】好奇心旺盛、マイペース
【短所】飽きっぽい、マイペースすぎる

小学校〜大学まで柔道をやってた。
学生時代は全国大会で入賞したり、キャプテンやったり、どちらかといえばガッツリやってた方だと思う。

大学はわりと就活に強いところで、しかも体育会生だったから、友達の多くは有名企業に就職していった。日本の経済を支えるスーパーサラリーマンだ。頭が下がります。

ぼくはというと、就活のさわりだけやって、スーツとか、きっちりした話し方とか、ヒゲそらなきゃいけないとか、その他諸々がイヤんなっちゃってやめちゃった。

旅をするようになって、いろんな生き方をしてる人たちと実際に出会ったし、ぼくみたいなタイプも別に珍しくないとわかったけど、当時の環境的にはそれなりに悩むこともあった。

大きな大学の体育会ってのは、OBの就活サポートが手厚い。これはありがたいことなんだけど、「就職以外の道」は見えづらくなっちゃうんだよね。

柔道も勉強も、好きでやってたし、ありがたいことに結果も出た。
でもホント、「好きってだけ」でやってたからうまくいったんだと思う。
好きなだけでやってたことが、いつの間にか、期待とか、責任とか、いろいろなものを背負い込んでいくと、つまんなくなっちゃう。

就活で「きみの経験はどう生きるか」とか、「どんなふうに成長していきたいか」とか、聞かれるのがマージでイヤだった。
そんなん知らん。就職のためにやってたわけじゃない。ぼくの経験は、就活とは1mmも関係ない。

勉強して柔道もやって、外から見ればいろいろと積み上げてきたものがある。けどそれが重くなってきたというか、またいろいろ背負い込んできている気がした。このままシームレスに大学卒業して就職という流れに乗ったら、つまんなくなっちゃう気がした。

ということで、旅に出た。

なんで旅するの

どうして旅なのか。

ひとことで言うなら、「旅したいから」。
正直、これ以上説明のしようがない。純度100%です。
けど、それじゃなんですから、こじつけ的にもうちょい言語化してみる。

ぼくにとっての旅は「逃走」なんだと思う。逃げ出すこと。
何から?すべてから。

ルール、役割、人間関係、常識、責任…

全部放りだす。できる限り身軽になる。「自由」になるために。
そのためなら、めんどくさいこともできる。

「逃走」っていうと受け身なイメージがあるけど、そうじゃないってことだけはっきりさせておきたい。必要に迫られて逃げるんじゃ遅い。誰も追ってきてないのに逃げる。どんどん逃げる。一周回って、逃げてたはずのものを追い越しちゃうくらい逃げる。先手先手の、積極的逃走。そして、その手段としての旅。

どうして旅を書くのか

就活とか、就職した友達に他意はない。ふつうに仲いい。
すごい人、おもろい人はいっぱいいて、会社で働いてるのかどうかなんか関係ない。単純に、ぼくは合わなかったってだけ。

ただ、「就活辞めちゃおー」ってなった当時の自分はナイスだったと思う。感謝してる。
で、たくさんじゃなくても、そういう違和感を感じながら生きてる人はいると思う。

そんな人。
そう、そこのあなた。
あなたに向けて書いてます。

別に、みんな旅しようぜ!ってことじゃなくて、言いたいのは、楽しんでいきましょー、ってこと。

ぼくは放っとくと頭で考えすぎる。だからこそわかるけど、大事なコトは直感で決めたほうがいい。
世界はホントになんでもアリ、だ。あまり考えすぎず、よく目を開いてみれば見えてくる(大学時代のぼくには就職以外の道がよく見えていなかった)。
体調を整えて、リラックスして、頭で考えるのをちょっとやめてみる。ほんで、パッと決めればいい。「好き」とか、「これがやりたい」を見逃さないように。

まあそんな難しい話じゃなくても、ぼくの書いたもので、あなたの心がちょっとだけハッピーになったり、あったかくなったりしたら嬉しい

ぼくもまだまだ修行の身。一生続く旅の途上にある。
いいこともあれば、悪いこともある。それが旅、そして人生。
でも、わざわざつらそうな顔してやる必要はなくて、「まあそれもおもろいかー」ってなったら楽しい。

旅は道連れ、世は情け。

書くことを通じて、人生という名の旅をあなたとご一緒できたら、こんなに嬉しいことはない。

ほな

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