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突然の宣告…死産か短命か重い障がいか

次男を妊娠して8ヶ月の頃、周産期医療専門の病院で、自費(確か10,000円くらい)で精密エコー検査を受けられると知りました。当時長男は2歳、ワーママとして毎日バタバタ過ごしていたこともあり、日々の生活の中でお腹の赤ちゃんを気遣う余裕がなかったため、高額だなぁとは思いつつも、この検査を受けて「特に問題なし、順調ですよ」と太鼓判をもらえたら安心!くらいの軽い気持ちで、検査を申し込みました。

しかし、エコー画像を見ながら産科の先生の表情が…。
一旦待合室で待つように言われたけど、その頃には、"赤ちゃんに何かあるんだろうな…何となく良くない雰囲気…"であることは分かっていました。

その後告げられたのは、

「落ち着いて聞いてください。赤ちゃんには色々な異常が見られます。恐らくたくさんの疾患を持っています。染色体の異常があるかもしれません。現時点でははっきりしたことは言えないけど、無事に産まれてくるかどうかわからないし、産まれたとしてもどれくらい生きられるかわからない、どういう状態にまで成長できるかわかりません。もう少し詳しい検査を…」

大体こんな内容でした。全く理解が追いつかない。自分に言われていることだと信じられないから、涙も出ない。はじめての感覚でした。その夜、家族に説明したけど、まだ自分事だと思えていなかったからか、もしくは『甘えるのが苦手』な自分が発動したのか、割と冷静に淡々と話していたようです。

翌日はいつも通り、長男を保育園に送ってから会社に出社。でもそこで、突然、押し殺していた自分の本当の感情が込み上げてきて涙が止まらない。これは仕事どころではないと思い、上司に相談しその日は早退。その日以降、私は会社に行けなくなってしまいました。有休を使い、そのまま産休へ突入したのです。

当時の私の心境はこんな感じでした。
◼️この先、私や家族の人生どうなるの?
◼️私は仕事に復帰できないの?
◼️もう、まわりのみんなとは違うんだな…

この、まわりのみんなとは違う『マイノリティ』と向き合う日々のはじまり。
昔から、何かで表彰されるような良い事で目立つのは大好きだったけど、まわりからジロジロ見られたりするのは絶対にイヤ!まわりのみんなより惨めに映るのはイヤ!という、とにかく人一倍まわりの目を気にするタイプ、まわりと自分を比較するタイプの人間だったので、そういう意味で、次男との出逢いはその後の私の人生にものすごい影響を与えることになったのです!

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