一次創作の二次創作

自分たちが作った作品の二次創作って、なんていうのが正しいんだろう。セルフパロディ、なのかな?
高校生から大学生にかけて、友人らとリレー小説を書いていた。そしてそれ以外にも各々小説を書いていた。その輪とは別の仲間に漫画が描ける子がいて、卒業前に同人誌を作った。それぞれのキャラクターをシャッフルして小説や漫画を書いて、家庭用プリンタで印刷、製本はすこし心得のあった私が受け持った。すごく楽しかった。

……それを、最近自室から発掘した。大学卒業の時点で黒歴史である自覚があったので、それぞれ結婚するか、10年経ったら破棄する約束だった。
読み返してみて、多分今書いてもほぼ同じ文章を書くだろうと思った。まるで成長がない。まあ、社会に出てからは書いてないから当然ではあるけど。
そして驚いた。自分が書いた掌編のキャラと、自分のキャラ以外をまったく覚えていなかった。
私、こんな薄情だったかなあとすこしかなしくなった。

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