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痛い手術ランキング

突然ですが、手術したことありますか?

「手術」何とも重たく緊迫した言葉。
父方の祖母は「しゅるつ」
母方の祖母は「しりつ」
二人とも正しく言えぬまま天国へ行ってしまったなぁ。天国では手術ないからいっか(予想)

私は過去に3回経験があります。
それを辛かった順にランキングしようという、ほぼほぼ無意味な今回の投稿。痛いの苦手な方はこの先をお読みにならないことをおすすめします。

【第3位  帝王切開】

10月16日が出産予定日だった娘、10日過ぎても出てくる様子なく、27日から入院→陣痛促進剤を点滴→陣痛を起こすも出て来ず→胎内で娘の心拍が落ち→29日に緊急帝王切開→ものの5分でひょっこりはん。
普通は縦に切るところ「水着でプール行くこともあるだろうから」と、熟練の医師が横に切ってくれました。傷は17cmくらいかな。

えぇ、切った翌日から歩かされましたよ。病気じゃないから。血栓できると困るから。別の部屋で授乳しなきゃならないから。
痛い。その一歩が痛い。前に進めない。涙ポロポロ流しながら歩きました。

【第2位  虫垂炎】

虫垂炎、いわゆる盲腸ですね。
子供で記憶が曖昧な頃なら良かったのに、私の盲腸は出産して8ヶ月後に訪れました。

CTを撮った時点で12cm。「デカい!すぐ切らなきゃダメなやつ」と判明しました。
夜間救急の若き当直医2名が、あーでもないこーでもない言いながらの不安な手術。傷は縦に10cm。あぁ、さようならビキニの水着・・・
(え!さよりんさん、ビキニ着る気やったん!?いくつや思てんの、きっしょ!!のツッコミは受け付けません)

切った翌日から歩かされたのは変わらないけど、この回はとにかく痛かった!もしかしたら、出産前の人工陣痛が痛すぎて、帝王切開の痛みの感覚が薄れてるのかも知れないけれど。

この盲腸の傷跡は今でも時々シクシク痛むことがあります。熟練の医師なら違ったのかなぁ。

【第1位  扁桃炎】

これも子供の頃なら良かったのに・・・働き盛りの20代後半で切りました。
元々弱かった喉でしたが、大人になってから悪化し、月に一度は必ず高熱を出して仕事を休むようになり・・・上司の進言で切ることに。

痛い!喉の手術は痛いよ!!
というか、首より上にメスを入れる手術というのは、どれも全て最上級の痛みなんじゃないでしょうか。歯の痛みだってたまんないですしね。

切るのはまぁ良しとして、喉ってね・・・縫えないんですよ、粘膜だから。じゃあどうするか?

焼くんです。

液体窒素だか、ライターだかマッチだか知らないけど、とにかく焼くんです。焼いて無理やりカサブタを作るわけです。
麻酔が切れた時の痛み、想像出来ますか?私は痛みで失神して、再度長い眠りに落ちたんだそうです。おぼろげながらそんな記憶があるような、ないような。

そして、地獄は続きます。
人間は飲食をしなければなりません。
しばらくは点滴でいいやん、って思うでしょ?ダメなんです。飲食に勝るエネルギー摂取はないこと、過去にかかった肺炎で思い知りました。

初めはお水。お水は凶器。
次は重湯。重湯も凶器。
3分粥は粒が入っている時点で兵器。味のついた味噌汁なんかもう、殺戮兵器です。
それらを飲み込むたびに、かさぶたが剥がれ、また作られ、また剥がれ、作られ・・・長い長い戦いでした。

お見舞い行くね!の連絡には全て「ご持参は飲食物以外でお願いされたし。お花可。金券尚可。」と返していました。

通常の入院期間は5日~7日のところ、私はたっぷり半月以上かかりました。
「取るのが遅すぎたよね、子供ならパパッと治っちゃうから。アハハ♪」
◯持先生、あなたの言葉は忘れない(怨)

というわけで、

今日も美味しくご飯が食べられることに感謝。喉を大切に。心からのお願いです。

なんだこの終わり方(汗)