愛を叫べ

こんにちは、さよです。

自担のお話をしようと思います。結婚の話です。
約半年経ち、当時の思いと今の思いです。
振り返ってみると矛盾だらけの感情で、インターネットの海に投げた言葉も酷いもので。猛省。




国民的アイドルグループと呼ばれるようになった彼らを好きになり、小学生のころから自担を推して早10年。
アイドルの結婚はどこか非現実的で。
アイドルだってアイドルである以前に1人の人間であり、プライベートがある。その中での恋愛や結婚だって自由だと思っている。アイドルの結婚は肯定派だし、その日はいつかきっと来るだろうと思っていた。とはいえまだ先の、はるか遠い未来を想像していた。


2019年11月12日
14日に札幌で行われるコンサートに参戦が決まっていて、前乗りするための荷造りをしていた。大好きな彼らに会える。ゆるっと出戻りと言うのもあるが、コンサートは2013年のLOVEに参戦して以来だった。ワクワクが止まらない。
そんなときにいつものように(そう言うのはあまりにも悔しいが、ありもしない話を書かれている事に慣れてしまった。各種媒体を許したわけじゃないしズカズカと人のプライベートに土足かつスパイクで踏み込んでく人たちには憤りを覚える。)
インターネット上で自担の結婚話が取り沙汰された。
どうやら20時に大きな発表があるらしい。そんな事言ったってその情報は不確かだしまたいつものことだ、自分の目で見たことだけ信じようと思った。
そう思っていたのに、いつになくドキドキと心臓がうるさいくらい鳴り、祈るような気持ちで20時になるのを待った。


本当に結婚するの?想像がつかないな…
というかもし本当だったらどうする!?
グループ初の既婚者が自担?すごいな
きっといい旦那さんになるだろうなぁ…
でも明後日のコンサートどうしよう!?(何が)


運命の20時を迎えた。
…何も起こらなかった。

このとき正直心底ホッとしたのを覚えてる。同時に、ホッとしたということはアイドルの結婚は肯定派なのに自担の結婚を喜べないのかと自己嫌悪にも陥った。

それから2時間後の22時。

【日頃より応援いただいているファンクラブ会員の皆さまへ
大切なお知らせがあります。】

このメールが届いた時点でスッと冷や汗をかいた。なんだろう、ドキドキする。
公式のメールということは…

めちゃくちゃ手が震えた。FCページ開くのにあんなにドキドキしたことない。コンサートの当落と同じくらい、いやそれ以上だったかもしれない。
震える手で開くと、そこには自担直筆の、結婚を報告するメッセージがあった。
以下当時のツイートを引用。(この手法大好きかよ)

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このあたり最高に矛盾してるなと思う。お相手の方に対してであろうと、少しでもマイナス感情抱いてる時点で推しの幸せに繋がらないんですよね。自分が好きな人悪く言われてたら悲しいし悔しいもの。
このときは本当に様々な意見を目にした。私が言えたことじゃないけど心ない言葉もたくさん目にした。結婚はおめでたいもの、祝われるべきものであるはずなのに。そう思うと悲しかった。それなのに自分も前向きになりきれなくて、結局はそちら側なんじゃないだろうか。気持ちの整理が上手くいかなかった。人の気持ちを思いやれる人間になりたい。

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人のこと思いやれるように、と言って秒で手のひら返しなんですが結局のところ私も人間で感情があって。ずっとポジティブに、全肯定でいられなかった。8割肯定ぐらい?全肯定でいることが善いことではないけれど、好きなものに対して100%好きの感情を持っていたかったな。
ちなみにこの日は2時過ぎまであれこれ自担について考えてたが、次の日空港行くのに4時起きしなきゃいけなくて、おかげで全然眠れなかった。
友人や母からも「大丈夫!?」と連絡が次々に入った。「大丈夫だけど大丈夫じゃない」と返すしかなかったし正直なところ「よくわからない」だった。よくわからないから「つらい」もなんで辛いのか言語化出来なかった。失恋なのかなんなのか。リアコじゃなかったしアイドルって割り切ってたのにな。つらいもんはつらいんじゃ。

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このときはもう何を考えても思考のループだった。コンサート前かつ、活休が決まりある意味でのゴールが設定されてる中での発表だったのも感情が揺さぶられた大きな要因だったと思う。
なんで今なの?でも今だからこそ?というか結婚の決断した自担カッコいいな?
ぐるぐる巡る思考の中で「自担の結婚ならご祝儀必要じゃん!?」と思い至り、フォトセットとうちわを追加購入した。いくらか生活費になってるといいな。

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既婚だろうが独身だろうが、"ステージ上で歌って踊るアイドル"という点では何一つ関係のないことで、プライベートとステージは切り離されるべきものだと個人的には思っている。そう頭では分かってるつもりだったけど心が追いつかなかった。

コンサート終了後

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今でも思うんですがこれに尽きる。プライベートがどうであろうと、アイドルを全力で生きて最高のパフォーマンスをしてくれる自担が好きで大好きでどうしようもなく好きなんです。
テレビでは見せないキラキラの笑顔、歌っているときの表情、力強い煽り、しなやかなダンス、流れるように放つウインク、透き通る歌声、無邪気な笑顔、全部ぜんぶ彼の魅力で、苦しくなるくらい大好きだと実感した。何より可愛い。
後日結婚の報告も、自分の口からは自分のラジオで伝えてくれた。肉声で伝えられる「結婚」はまた重みが違くて、「本当に結婚したんだなぁ…!」とまた実感が沸いた。それとSNSや番組など様々な発信媒体はあるけれど自分のラジオ内での発表を選択したのが彼らしくてまた好きになった。



あのときはずっとモヤモヤしてて心からの祝福が言えてなかったような気がする。時が解決することもあるというか、今はとても穏やかな気持ちで、純粋な好きな気持ちをたくさん抱えて応援出来てる気がする。爆発的に好き(とは)

自担に限らず推したちの事が大好きなので、大好きな人たちには何があっても世界で一番幸せになってほしいと常々願っている。世界で一番幸せでいてほしいし美味しいご飯たくさん食べてゆっくり寝て健康でいてください。願わくば長生きして。
だからその推しの願う幸せの形が「結婚」ならば、それも受け止めて全力で応援したい。あまり適切な表現ではないかもしれないが、どんなに敵が多くいようと味方でいたい。好きだから。
このことを世間一般から見るとお花畑というのでしょう。それを承知の上で好きなものは好き。それ以上でもそれ以下でもない。
これが現実のこと(例えば政治や自分の生活など)の場合、思考の停止で良くないことなのかもしれないけど、趣味であり推し事だから、シンプルに好きだから応援するの気持ちでいいのかなと思っている。推しがいる生活って楽しいな。




あれこれ書いてやっぱりまとまらなかった〜!「当時はあれこれ悩んで考えて分からなかったけど結局やっぱり好きなんだよね〜!」ってお話でした。
最後に改めて。



二宮さん、ご結婚おめでとうございます。
どうか幸せに健やかに生きてください。
これからもずっと変わらず応援しています。