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500日も何するの?という当然すぎる疑問について

2016年11月15日に新卒から3年半勤めた会社を退職(正確には有休消化があるので11月30日付だけど)、晴れて500日間の人生の夏休みに突入した。

この500日というキリのいい数字は、どこから出てきたのか。退職するにあたって、私には何日の猶予が与えられたのかふと疑問に思った。すこしばかり遅めのモラトリアム期間である。最近は「日数計算( http://www.日数計算.com )」という便利なサイトがあるようで、2016年11月16日から2018年3月末日まで入力したところ、ぴったり500日と表示されたのだ。

こんな感じ。

・・・ん????

ふと今やり直してみたところと、どうやら私、3月は30日までだと勘違いしていたらしい。31日までだと500と1日というなんとも言えない日数になってしまった。かっこわる。まぁ昨日諸々の手続きのために最後の出社をしてきたので、マイナス1日ということで。ぴったり500日!やったね。


500日も何するの?というのは、当然の疑問だろう。

この2週間は、役所に行ったり飲んだり病院に行ったり飲んだり荷造りしたりと、なんとなくバタバタ時にのんびり過ごしていた。オープンしたばかりの中目黒の蔦屋書店にも行った。人間自由が過ぎるとダメになるもので、10時前に目覚めると「今日は早起きだー!」と思うようになってしまった。そんな日々も今日までである。

私は明日から地元・愛知県に住民票を移し、大学進学から約8年お世話になった東京に別れを告げる。バイト漬けだった学生ライフ、仕事漬け…でもなかった会社員ライフ。最後の1年は沖縄旅行ばかりしていてもはや「沖縄の人」みたいになっていた。そんな日々も終わり、ひと月とすこしの間、8年ぶりに実家ライフがはじまる。

そして来年1月からは、留学・ワーキングホリデーで1年と2ヶ月の間日本を離れる。

言葉も通じず、知り合いもいない環境に不安じゃないのか、よく決断したね、と散々言われた。若いからできるよね、とも。不安にならないわけがないでしょう、でも決断と呼ばれるほどの決断をした覚えもなし。気づいたら、行くことになっていた。行くことを決めていた。

これで正しかったんだろうか、もうすこし慎重になってもよかったのかもしれない。残していく人たちは、帰ってきてからの仕事は、将来は、結婚は、考えることは山ほどある。

それでも今日みたいな晴れた日に、まぶしいほど黄色いイチョウの葉と真っ青な空のコントラストを見ると、きっと正しかったんだと、そう思う。

(Blue Bottle Coffee 清澄白河ロースタリー&カフェにて)